あせらず、さわがず

アラフィフおばさんが脈絡なく書いてるブログ~あとは野となれ山となれ

子ども科学電話相談 春スペシャル3/19(動物、科学、鳥、鉄道) 10時台~11時台

スペシャル3/19のジャンルは

 動物 成島悦雄先生

 科学 藤田貢崇先生

 鳥 川上和人先生

 鉄道 梅原淳先生

 

10時台最初のお友だち

質問者「○○です。6年生です。」

アナウンサー「今度中学生ですね。」

質問者「はい。」

アナウンサー「○○君の質問を教えてください。」

質問者「あ、すいません、女の子です。」

アナウンサー「○○さん! ごめんなさい。たいへん、申し訳ありません。」

質問者「いや大丈夫です。」

アナウンサー「はい(笑)。○○さんの質問を教えてください。」

Q8 ネコがイカやタコを食べるのですが、

  お腹をすぐ壊してしまいます。なぜです

  か?(小6女子)

 

アナウンサー「経験をしたんですね?」

質問者「私のおばあちゃんが猫を飼ってて、今飼ってる猫の前の猫が食べたらしいんですけど、なんか壊してしまったらしくて、違うテレビ番組でもやってて、それで何でなのかなって思って電話してみました。」

成島先生「おばあちゃんの所で猫を飼ってるんだ?」

質問者「はい。」

成島先生「○○さんのお家では飼ってない?」

質問者「はい。」

成島先生「おばあちゃんのお家に行くと、猫が寄ってくるんだね?」

質問者「はい。まだ小っちゃい頃は、猫パンチとかして警戒してたんですけど、この頃触れるようになったので嬉しいです。」

成島先生「ああ、だんだんお友だちだと思ってくれたんだね。よかったね。」

質問者「はい、ありがとうございます。」

成島先生「(笑)丁寧にやさしく接していれば、そのうち○○さんを大好きになるよ。絶対それは間違いない。」⇦先生方がふだん滅多に言わない「絶対」がここで使われる。動物と人間との関係を左右するのは人間だという重いメッセージを感じる。

質問者「分かりました。」

成島先生「ネコがイカやタコを食べてお腹を壊すということなんですけれども、僕たち人間はイカやタコを…まぁ好きな人や嫌いな人もいるけど、だいたいおいしく食べられますよね?」

質問者「はい。」

成島先生「○○さんは好きですか?」

質問者「えっと…好きです。」

成島先生「どんなふうにして食べるの?」

質問者「タコだとこの頃は刺し身にして食べると、いいかなと…この頃あんまり食べてないです。」⇦「この頃は」、冒頭の冷静な対応といい、大人の視点だ。

成島先生「(笑)そうですか、分かりました。どんな食べ方してもおいしいし、僕たちがイカやタコを食べてもお腹を壊すことは、まずないですよね?」

質問者「はい。」

成島先生「でもね、イカやタコという食べ物は、ネコにとっては非常に消化の悪い食べ物なんです。」

質問者「あっ、消化が悪い…!」

成島先生「だから基本的にネコにはイカやタコはあげない方が良いんです。お腹を壊すというのは、1つは消化が悪い。消化できないんだよね。もう1つは、特に生の場合がそうなんですけど、イカやタコの中にチアミンっていうビタミンを壊す物質が入っているんですね。チアミナーゼって言うんだけど、このチアミナーゼを食べて吸収されちゃうと、ネコの体の中にあるビタミンを壊しちゃうんですね。」

質問者「あ、そうなんだ。」

成島先生「ビタミンB1を壊しちゃうんですね。そうするとよだれが出たり、ふらついたりする症状が出てくるんです。」

質問者「ああ~、テレビで見たけど、“絶対あげないでください”しか書いてなくて…それでどうしてなのかなって思って。」

成島先生「ああ~なるほどね。よく質問してくれて、ありがとうございます。」

理由が分かれば納得できるし、猫を危ない目に遭わせずに済むもんね。「科学する心」とやさしさを持った素晴らしいお子さんだ。

 

成島先生「もう1つは、イカやタコに寄生虫が入ってることがあるんだよね。」

質問者「ああ~、寄生虫ですか。」

成島先生「アニサキスっていうんだけど、それを食べちゃうと、アニサキスがネコのお腹の中、腸管の中で出てきて、腸管をいじめるわけ。そうするとものすごく痛いんだって。人間も時たまかかることがあるんだよ。」

質問者「あ、そうなんですね。」

成島先生「ということで、イカやタコがネコにとって決して良くない食べ物だという理由が3つあるわけです。他にいろいろな食べ物があるわけですから…まぁ、ネコは基本的にお肉が好きな動物なんですね。だからお肉を中心にエサを用意した方が良いと思います。イカやタコはあげないことが、ネコを健康に飼う秘訣だと思いますよ。」

質問者「分かりました。」

アナウンサー「成島先生、消化が悪いのと、ビタミンを壊す成分が入ってるのと、寄生虫があるという3つですけど、そのどれか1つでもネコはやっぱりお腹を壊しちゃいますか?」

成島先生「そうですね。特に生は良くないみたいですね。だからといって、熱を加えれば、さっき言ったチアミナーゼは壊れるし、寄生虫も死んじゃうと思いますけれども、消化が悪いこと自体はあまり改善されないので、そういう意味でネコにイカやタコは与えないことが基本になると思います。」

質問者「あああ…。」

アナウンサー「○○さん、“ああ~”って、分かりましたね? だめなのは知ってたけれども、何でなのかを知りたかったので電話してくれたんですね。」

質問者「はい。」

アナウンサー「どうもありがとうございました。」

質問者「ありがとうございました。」

成島先生「さよなら~。」

質問者「さよなら~。」

アナウンサー「だめなのは知ってても、なぜなのかを知りたい。良いことですね。」

成島先生「うん、そこを聞いてくれるのが良かったですね。」

 

Q9 鉄道の振り子式電車の仕組みを教えてく

  ださい。(小4男子)

 

鉄道ジャンルは初耳の言葉が多い。

アナウンサー「何で知りたいと思ったんでしょうか?」

質問者「図鑑に、“この電車は振り子式なのでカーブの時にスピードを落とさずに走れる”っていうのを見たので、何でだろうって思って。」

アナウンサー「なるほど、振り子式電車はカーブをスピードを落とさずに走れるところまでは知ってるけど、その理由が知りたい。良いですね。」

 

梅原先生「振り子式の車両の仕組みですね。まず、振り子というものを見たこととか、お家にあったりしますか?」

質問者「うん、科学館に…あります。」⇦愛知県にお住まいというお子さん、ひょっとして名古屋市科学館フーコーの振り子のことかな? 岩石・鉱物の西本先生に届いたファンレターには「フーコーの振り子を見ながらお昼ごはんを食べる息子さん」もいた。

梅原先生「そうですね、ロープとか紐とか糸に鉄の玉などがあって、それが吊り下げられて左右に揺れていますよね?」

質問者「はい。」

梅原先生「振り子式の車両、実際に車体がどうなってるかというと…だるまさんとか起き上がりこぼしっていうおもちゃは知ってますか?」

質問者「起き上がりこぼし?」

梅原先生「起き上がりこぼしっていうのは福島県の民芸品なんですけど、だるまさんとか下が丸いものがありますよね?」

質問者「ああ、はい。」

梅原先生「あれを倒そうとすると、戻ってきますよね?」

質問者「ああ、ユラユラ?」

梅原先生「コロンといって戻ってくると思いますけれども、振り子式の車両というのは、カーブを曲がる時に…カーブを曲がると遠心力…外側に飛び出してしまう力が働きますよね?」

質問者「うん、バスが急に曲がろうとすると体がウアーッて…」

梅原先生「そうですね。もちろん電車に乗っていてもその力はかかるんですけど、その力を使って、下が丸くなっているだるまさんみたいな車体がカーブの遠心力によって、カーブの内側の方にコロンと転がっていく…というか傾いていく車両なんですね。」

質問者「ふんふん。」

梅原先生「どういうことかというと、台車の上に大きな円形の筒とか大きな球がたくさんついていて、その上を車体が転がっていくんですね。」

質問者「転がる…。」

梅原先生「転がる、あるいはスライドするんですけど、本当は転がったら落っこちちゃうのでもちろん固定はされてますけど、そう動くようになっているんです。そうやってカーブを曲がる時の遠心力が強すぎるのを和らげて、その分、曲がるスピードを上げる仕組みなんですね。」

質問者「うん。」

梅原先生「カーブに制限速度があるんです。例えば半径300メートルとか400メートルの、ちょっと急なカーブが鉄道にはたくさんあるんですけど、そのぐらいだと制限速度は時速60キロなんですね。」

質問者「60キロ…。」

梅原先生「その速度を超えるとすぐ脱線するか、というとそうではなくて、実際はもっとスピードを出せるんですけど、乗り心地が悪くなってしまう。遠心力が強くなりすぎて、中でひっくり返ってしまったり転んでしまったり、窓枠にコップを置いていたら水がこぼれてしまうとか、あまり良くないので、そんなにスピードを出さないようにしてるんですね。

でも、振り子の車両で車体を内側に傾ければ、遠心力が弱められるので、車内に立っている人が転んだりもしませんし、」

質問者「水がこぼれたりもしない。」

梅原先生「そう。そういう仕組みなんです。」

質問者「ほおお…!」

説明をしっかり聞いて、しっかり理解して、しっかり感動するお子さん。こちらはその姿(見えないけど)に感動する。

 

梅原先生「じゃあ、ここまでの説明で、振り子はいったいどこに出てくるんだろう?ってなりますよね? どちらかというとだるま電車とか起き上がりこぼし電車…ちょっと通じにくいですけど、コロンコロン転がってる電車。実は、車体の中央くらいの所に、実際に糸から吊した振り子を置いておくと、そこが中心になって車体の下側が振り子のように揺れるから、という仕組みで名前をつけた人がいるんですね。」

質問者「車体の仕組み…」

梅原先生「車体の中心ぐらい、車体の中心というのは、特急電車だと通路になってると思いますけど、その辺りですね。そこが中心になって大きな紐が下に向かって下りていて、それで車体の床が振り子のように動く、というイメージだと思ってもらえばいいと思います。」

特急じゃなくても電車の真ん中はなるべく通路であってほしい。電車は乗り物であって人間を詰め込む箱ではないはず。

 

アナウンサー「一般的な列車とは明らかに構造が違うということなんですね?」

梅原先生「はい。一般的な列車は車輪にそのまま…」

アナウンサー「箱が乗っかっているイメージ。」

梅原先生「乗っていて固定されているので、カーブを曲がる時は当然、車体はどこにも傾かないんですけれども、」

アナウンサー「傾かずに遠心力だけがかかっていく。」

梅原先生「振り子式の車両だと、車体がカーブの内側の方に向かって曲がってきます。」

アナウンサー「線路と接する台車の部分と客室部分が離れるというか、振り子のように動くという解釈でいいですかね?」

梅原先生「はい。」

質問者「なるほど…。」

アナウンサー「それで遠心力がかかった時に反対側に傾けるから、カーブもスピードを落とさずにスムーズに曲がれると。」

質問者「なるほど。」

梅原先生「愛知県にお住まいということなので、たぶん中央線に」

質問者「しなの?」

梅原先生「そうです、しなの号がまさに振り子式の電車なので。」

アナウンサー「○○君は乗ったことはありますか?」

質問者「うん、あります。」

アナウンサー「乗り心地は…」

質問者「酔って中津川で降りました。」

アナウンサー「振り子電車って酔う人いますよね?」

梅原先生「実はそうなんです。最近は緩和されてますけど、それでもカーブでいきなり強く傾いてしまうので、ユラユラ揺れる感じがどうしても慣れない人は多いですね。」

質問者「ふんふん。」

アナウンサー「○○君は体験してたんだね。」

質問者「うん。」

梅原先生「車体の外側が持ち上がることになるんですけど、振り子式の車両は5度ぐらい傾くので、車体の幅を考えると、いちばん外側では30センチぐらい持ち上がってるんですね。」

質問者「30センチも!」

梅原先生「そうなんです、かなり傾いてると思ってもらうといいと思います。」

カーブでそれだけ傾けばその分、戻る時も傾くわけだから、酔う人はいるだろうな。お子さんはそれも体験して、質問することで理由も分かったんだね。素晴らしい「科学する心」だった。

 

Q10 望遠鏡や双眼鏡はなぜ遠くが見えるの

  ですか? それと、水の中でも同じよう

  に見えるのかを…。(学年不明、女子)

 

アナウンサー「望遠鏡や双眼鏡は何で遠くが見えるのか、それを水の中で使ってもちゃんと見えるのか、ということですね?」

質問者「はい。」

アナウンサー「双眼鏡や望遠鏡は持ってるんですか?」

質問者「ないです(笑)。」

アナウンサー「でも見たことはある?」

質問者「はい。」

藤田先生「双眼鏡とか望遠鏡は、確かに遠くを見るためのものなんですけど、天体望遠鏡を使ったことはありますか?」

質問者「ないです。」

藤田先生「近くに科学館とか天体観測できる場所はありますかね?」

質問者「あります。」

藤田先生「今度行った時にぜひ使わせてもらうと良いと思いますけど、双眼鏡と望遠鏡って実は大きな違いが1つあるんですよ。望遠鏡は、実は上下逆さまに見えてしまうんですね。虫めがねで遊んだことはありますか?」

質問者「はい。」

藤田先生「虫めがねを持って遠くの風景を見たら、ひっくり返って見えますよね? やったことあります?」

質問者「知りません、分からないです。」

藤田先生「大きめの虫めがねの方が分かりやすいと思いますけど、それをぜひやってみてほしいですけど、双眼鏡も望遠鏡も、基本的にはレンズが2枚ついているんですね。1つは目のすぐそばにあるものと、遠くの方にあるものと1枚ずつ、2枚のレンズでできています。」

質問者「はい。」

藤田先生「遠くにあるレンズが何をしてるか、とても簡単に言うと、広ーい部分から光を集めてくるんですよ。見ようとしている部分の全体の光を、外側のレンズから集めてくるんですね。その遠くから集まってきた光が集まる所が1カ所あるんですけど、その1カ所をより大きく見ようとして、手前のレンズがあるんですよ。広い部分の光をたくさん集めてくれるから、遠くのものが大きく見えることになるんですね。」

質問者「はい。」

藤田先生「遠くのものをわざわざ拡大して、遠くからいろんな光が来たのを手前の接眼レンズで大きくして、見えるようにしているということになるんですね。

これ、言葉で言うのがなかなか難しいんですけど、2枚の虫めがねを使って、1枚を少し遠くにかざして、もう1枚を手元に持ったきて、2つの距離を近づけたり遠ざけたりすると、はっきり像が見えるところがあるんです。そういう実験をぜひ、この春休みの間にやってみて、こんなふうに見えるんだっていうのを実感してほしいですね。

望遠鏡は今言った通り逆さまに見えちゃうんですけど、双眼鏡は逆さまに見えるとちょっと具合が悪いですよね? ふつうに見たいものなので。」

質問者「はい。」

藤田先生「2つのレンズの間に、プリズムという光の向きを変える装置を入れて、人間が見たものと同じように見える像を、双眼鏡では見せてくれるというわけです。…ここまでは大丈夫ですか?」

質問者「はい。」

藤田先生「ちょっと難しかったけどね、ぜひ虫めがねで実験してみてください。」

質問者「はい。」

藤田先生「で、“水の中でも同じように見えるんですか?”という質問でしたが、これは見えます。」

アナウンサー「ほう。」

藤田先生「見えるんですが、ふつうの双眼鏡を使ってしまうと双眼鏡が壊れてしまうので。中に水が入ってきて壊れちゃうので、水中で使える双眼鏡を買わないとだめなんですね。そういう双眼鏡が別に売ってますので…防水ってだけじゃなくて、水中でちゃんと使えるものを使わないとだめということなんですけどね、もちろん水中でも同じように見えます。」

アナウンサー「○○さん、大丈夫ですか? 望遠鏡や双眼鏡の見える理屈は分かりましたか?」

質問者「はい。」

アナウンサー「水の中でも防水であれば…」

藤田先生「水中で使えますと謳ったものですね。」

アナウンサー「水中で使える双眼鏡であればちゃんと見えるということです。」

質問者「はい。」

アナウンサー「どうもありがとうございました。」

質問者「ありがとうございました。」

アナウンサー「また質問があったら電話をしてきてくださいね。さようなら。」

質問者「さよなら。」藤田先生「さよなら。」

アナウンサー「レンズの仕組みなんですね。」

藤田先生「そうなんですね。光はなかなか言葉で説明しにくくて(笑)、凸レンズを使うので光を一点に集める仕組みですよね。」

アナウンサー「虫めがねで太陽の…火をつけて…」

藤田先生「燃やすのと同じですね。広いところの光を一点に集めてくるのが外側。その集めた所に結ばれた像を大きく見せるのが手前側の接眼レンズの役割、ということになっているんですね。」

天文・宇宙の国司先生が子どもの時に手作りした望遠鏡も同じ仕組みってことよね。

 

Q11 サギは飛ぶ時になぜ脚を伸ばして飛ぶ

  のかです。(小6男子)

 

アナウンサー「サギが飛んでいる姿を近くで見ましたか?」

質問者「はい。」

アナウンサー「他の鳥とやっぱり違うなって感じたのかしら?」

質問者「はい。」

川上先生「はーいどうもこんにちは、川上でーす。サギが飛ぶ時の姿を見て、脚が後ろに伸びているのを見たということですよね?」

質問者「はい。」

川上先生「空を飛ぶものとして、例えば飛行機。乗ったことありますか?」

質問者「はい。」

川上先生「飛行機に乗ってると分からないんだけど、飛行機が飛び立つところを飛行場で見たことはありますか?」

質問者「はい。」

川上先生「飛行機って脚があるかな?」

質問者「ない、です。」

川上先生「ないように見えるけれども、地上に降りている時は? どうやって降りてると思う?」

質問者「タイヤみたいなものが…」

川上先生「そうそうそう! タイヤが出てるよね? あのタイヤが出てるのを、飛んでる時ってどうしてると思う?」

質問者「えっと、中に入れとる。」

川上先生「はい、正解です。」

この話を聞いてから飛行機が渡り鳥に見えてくるようになってしまった。

 

川上先生「何のために入れてるかが今度は重要になってくることなんだけれども、次にサギについて考えてみたいんですけれども、“何でこうなってるんだろう”って考える時は、“そうでなかったらどうなんだろう”と考えてみるのがすごく良いと思います。」

質問者「はい。」

川上先生「サギが脚を曲げて飛んでいると、いったいどうなっちゃうんだろうっていうことを考えてみようと思いますけれども、サギの脚の特徴って何があると思いますか?」

質問者「長い。」

川上先生「長いよね? じゃあ、その脚の長いサギが飛ぶ時に脚を曲げて飛んでると、いったいどういうことが起きると思う?」

質問者「邪魔になって飛びにくくなる。」

川上先生「そうだよね! どう考えてもあれ、邪魔だよね。僕もそう思います。たぶん邪魔さにもいろいろあると思うけれども、1つは翼を動かす時に邪魔になるかもしれないし。

じゃあ、飛行機のタイヤの場合は、何でしまっておくと思いますか? 飛行機のタイヤは下側についてるから、翼も別に動かさないから、飛ぶ時の邪魔にはなかなかならないよね?」

質問者「ああ…当たっ…当たる?」

川上先生「でも飛んでる時って、なかなか物に当たらないよね?」

質問者「はい。」

川上先生「でも、当たるというのは正解です。何に当たるかというと、空気に当たっちゃうんだよね。」

質問者「あっ…。」

川上先生「空気抵抗って聞いたことありますか?」

質問者「はい。」

川上先生「例えば紙飛行機を作る時も、紙飛行機の後ろ側に何かヒラヒラとつけてあげても大丈夫だけれども、下側に何か飛び出したものをつけちゃうと、たぶん飛びづらくなっちゃうよね?」

質問者「はい。」

川上先生「空気抵抗があると空気にぶつかっちゃって、それだけ飛びづらくなるから、前から空気がうまく後ろに流れていくようにしてあげた方が良いんだよね。そうすると、サギの脚はとても長いので、曲げるよりも後ろに伸ばした方が抵抗が少なくなるんだと思います。」

質問者「ああ…。」

川上先生「でも、実はね、鳥の飛ぶ時の脚を見てみると、意外と伸ばして飛んでる鳥は多いんですよ。カモとかカモメとかいろんな鳥がいると思うけど、そういう鳥も脚を伸ばして飛んでます。」

質問者「へええええ。」

川上先生「ただし、飛ぶ時にその脚を羽毛の下に隠してあったり、そんなに長くないから隠すことができて目立たなかったりするんだけれども、スズメの仲間とかでは脚を曲げて羽毛の中に隠すんですよね。だから、もし羽毛の下にきちっとしまえるぐらい脚が短ければ曲げてもいいけど、脚が長いと羽毛の中に完全にしまうことはできないので、後ろに伸ばしてるんだと考えられます。」

質問者「へえええ。」

川上先生「でもね、実は同じ種類でも、伸ばしてたり折り畳んでたりすることもあります。それは何でかというと、…○○君、ズボン履いてる?」

質問者「はい。」

川上先生「ズボンを履いてる時と履いてない時って、例えば冬場に何が違うかな?」

質問者「寒さ。」

川上先生「その通りです。脚を出してると寒くなっちゃうんだよね。だから寒い所では羽毛の中に脚をしまうために曲げて飛んだり、暖かい所では脚を伸ばして飛んだり。カモメとかカモはそういうことがあったりしますね。」

質問者「はい。」

川上先生「だから脚を羽毛の中に入れるかどうかは、体温を保つためということと、空気抵抗を減らすためということがあると思います。」

質問者「ありがとうございます。」

川上先生「いろんな鳥がいて脚を伸ばしたり曲げてたりすると思うので、種類によってどう違うのかということも見てもらえればと思います。」

質問者「はい。」

アナウンサー「○○君、分かりましたか?」

質問者「はい。」

鳥の脚には羽毛がないから冷える。ツルとかサギが片脚立ちしてるのは、片脚だけ羽毛の中にしまって温めているからっていうのも川上先生の解説で聞いたような。

 

Q12 どうして電車の横にモハとかクハとか

  がカタカナでつくんですか?(小3男子)

 

アナウンサー「アア…キマシタ。気になってますか?」

質問者「はい。」

梅原先生「モハとかクハのカタカナは主にJRの在来線…JR四国は今はカタカナでつけなくて数字だけなんですけれども、埼玉県でしたら京浜東北線とか武蔵野線がJRですね。埼京線川越線もそうですね。そういう電車がモハとかクハってついてると思います。

これはどうしてかというと、今の全国の電車のほとんどが何両か連結して走っていますよね?」

質問者「はい。」

梅原先生「お近くの埼京線とか京浜東北線だと10両繋げていたり、宇都宮線高崎線だと15両繋げていると思うんですね。

実はこれらの1両1両は、全部同じではないんですね。同じ車両が15両繋がっているのではなくて、1両1両に役割があるんですね。役割があったり造りが違っている。その区別をつけるためにカタカナで、どんな種類の車両かが分かるようにしているんですね。」

質問者「はい。」

梅原先生「例えば質問にあったモハですけど、前の“モ”は、モーターがついている電車ですよということで、モーターの“モ”という意味なんですね。」

質問者「へええ。」

梅原先生「“ハ”というのは、普通車という意味なんですね。昔は一等車、二等車、三等車があって、イ、ロ、ハで区別していたんですけど、それの三等車が今の普通車になったので、“ハ”とついているんです。

クハっていうのがありますけど、“ハ”はさっきの普通車で同じですね。“ク”は何かというと、運転室がついている車両という意味なんです。“ク”の語源は実はよく分かっていなくて、駆動ではないかとも言いますけれども、そういう意味です。」

質問者「はい。」

梅原先生「その他にも電車にはいろんな種類があって、運転室もついているしモーターも搭載している車両は“クモ”と言って、それが普通車だったら“クモハ”ですね。あるいは、モーターも運転室もない車両があって、これは“サ”と言うんですね。これも語源がよく分からないですけど、たぶん“サブ”とか、そういう意味だと思うんですけど。あとグリーン車も、高崎線とか宇都宮線にはついてると思いますけど、これは“ロ”。しかも宇都宮線とかのグリーン車は“サロ”という区別をつけているんです。」

質問者「へええ。」

梅原先生「ここまでだったら鉄道のいわゆる一般的な知識ですけど、どうしてこんなふうに電車はいろいろ種類が違っているのか、これを科学的に考えると、昔、電車が発明された時は…路面電車って知ってますか?」

質問者「知ってます。」

梅原先生「東京に都電がありますよね? あれは1両で走っていて、電車の前と後ろに運転室がついていて、モーターもついている。昔はこういう電車が当たり前で、今の山手線とか京浜東北線が走り出した時も、前後に運転室もモーターもついている電車を何両も連結していたんですね。

実はニューヨークの地下鉄もちょっと前まではそうなってたんですけど、よく考えたらこういう電車を10両も作っていると、運転室ばっかり、モーターばっかりで、だんだん勿体ないですね。無駄が多くなったり、人が乗ることができない場所がたくさんできてしまったりして、じゃあ役割を分けましょうということで、運転室は先頭の車両といちばん後ろの車両だけにあればいいとか、よく考えたらモーターも力が強いから、例えば10両編成の京浜東北線とか埼京線は6両にしか今はモーターがついていなくて、あとの4両はモーターがない車両とか、そういうふうに役割を分けることができたんですね。」

質問者「はい。」

梅原先生「実はこれは、電車のいちばん大きな特徴で、動力とか設備を…設備を分けることは他の種類の車両でもできますけど、動力のついてるところを分けることができたのは、電車にとってとても大きな特徴です。日本でも貨物列車とか、海外は特に多いんですけど、機関車って見たことありますか?」

質問者「はい。」

梅原先生「機関車って、とにかく大きな動力がついてる車両が1両だけあって、それでトレーラーになっている客車とか貨車を引っ張っていくんですけど、機関車の力がどんどん強くなっていて、海外ではこれで時速200キロぐらい出している機関車があるんですね。

でも、日本でそんなに大きな機関車を作ってしまうと…重さが200トンぐらいになっちゃうんですけど、日本は地盤があまり強くないので、そんなに重くなると線路が支えられないんですね。なので軽くしましょう、軽くするためには動力を積んでいる車両を何両か繋げて、力を分ければいい。その代わり全部足したら機関車と同じぐらいのスピードとか、機関車よりも多くの力が出せるようにしたんですね。

その結果いろんな種類の車両ができたから、カタカナで区別しようということになったんです。」

質問者「へえええ。」

梅原先生「実は新幹線も同じですけど、新幹線だけはカタカナを使わないで数字だけで区別してるんですね。数字が何かっていうのは…(笑)何かの本を見てくださいとしか言えないですけど、新幹線も全く同じ仕組みで、モーターを積んでる車両とそうでない車両、運転室は前後にしかついてないというふうに分かれていて、それで時速300キロ、320キロというスピードを出しているんですね。」

アナウンサー「車両の役割を数字とかカタカナで表現しているということですね。ちなみにカタカナの並びでいちばん多いのは3文字ですか?」

梅原先生「2文字ですね。モハ、クハ、サハがいちばん多くて、運転室とモーターがついている車両でクモハというのがありますけど、これは逆に少ないですね。グリーン車だとサロ、クロというのが多いですけど、グリーン車自体が少ないですから。」

アナウンサー「4文字、5文字並ぶことはないですか?」

梅原先生「実は非常に特殊なんですけど、サンライズという寝台列車があるんですけど、ここに“サロハネ”というのがあって、」

アナウンサー「そんなにつく…(笑)。」

梅原先生「サはモーターがついてない車両、最後の“ネ”っていうのが寝台車という意味なんです。ロはA寝台車、ハはB寝台車で、要するにA寝台とB寝台が一緒についてる車両という意味で4つもついているんですね。」

質問者「へええ。」

アナウンサー「○○君、分かりましたか?」

質問者「はい。」

 

Q13 どうしてネコは魚が好きなんです

   か? あと、どうしてネコは夜起きて

   いて朝は寝ているんですか?(6才男子)

 

アナウンサー「お家で猫を飼ってるの?」

質問者「はい。」

アナウンサー「何匹飼ってるのかしら?」

質問者「4匹飼っています。」

アナウンサー「4匹? たくさん飼ってるんだね。」

成島先生「最初の質問、どうしてネコはお魚が好きなのか、ですね。○○君のお家で飼ってる猫4匹は、みんな魚が好きなんですか?」

質問者「はい。」

成島先生「魚以外のご飯をあげたことはありますか?」

質問者「………」

成島先生「魚しかあげてない?」

質問者「………」

アナウンサー「○○君、お魚以外で猫ちゃんが喜ぶ食べ物は何か知ってるかな?」

質問者「キャットフード。」

成島先生「(笑)キャットフード! そうだよね。キャットフードはいろんな栄養が混じってて、栄養的にはとっても良いご飯なんだよね。ネコはお魚が好きなんですけど、これは日本の…日本って分かるかな? 僕たちが住んでいる国が日本って言うでしょう? 日本は周りが海に囲まれていて、お魚が手に入りやすい国なんですね。だからネコのご飯に何をあげようかと考えた時に、身近にあるお魚をあげることが広く行われているんです。

でも、よその国に行くとちょっと違うんだ。もちろんキャットフードを与える国もあるでしょうし、ネコは本当は動物のお肉が好きなんだよね。もちろんお魚も好きですけど、ネコは本来お肉が好きなんだ。だから牛とか豚とか鶏とかあるでしょう? ああいうお肉の方がネコの体には合っているんです。

それでね、お魚だけを与えていると、お腹の中の脂肪が固まっちゃって病気になることがあるんです。」

質問者「はあ。」

成島先生「だから、もし○○君のお家でお魚だけあげてるとしたら、お魚はあまりあげないでキャットフードを中心にした方が、健康のためには良いと思いますよ。」

質問者「はい。」

成島先生「もう1つの質問、どうしてネコは昼寝しているのに夜に元気なのか。○○君はどう? 夜はちゃんと寝てるかな?」

質問者「はい。」

成島先生「何時に起きるの?」

質問者「………6時。」

成島先生「早起きだねえ、素晴らしい! 寝るのは何時?」

質問者「………」

成島先生「お布団に入るのは何時頃ですか?」

質問者「………」

アナウンサー「毎日違うのかな?」

成島先生「(笑)8時とか9時には寝るのかな。○○君は昼間、お日様が出てる間は一所懸命遊んだりしてると思うけど、夜になると眠くなっちゃうよね?」

質問者「はい。」

成島先生「人間みたいな動物は、昼に活動するように作られているんですね。ネコは、今は人間に飼われていますけど、元々は夜に狩りをする動物だったんですよ。夜だと敵から見えにくいという大きな理由があって、獲物のそばに寄っていっても獲物が気がつかなくて、獲物を捕まえやすいという良い点があるわけ。それで、小さな動物を倒すネコのような動物は、夜に活動することが多くなったんですね。」

質問者「はい。」

成島先生「もっともっと昔まで考えちゃうと、うんと昔はね、僕たちのご先祖様は恐竜のいる時代に生きてたわけだよね。恐竜って知ってるよね?」

質問者「はい。」

成島先生「恐竜は昼間に活動してるので、自分たちの命を守るためには、やっぱり昼間に活動できないわけ。自分たちの命を狙う恐竜が寝静まった夜にやっと活動するという、私たちのうんと昔のご先祖様の性質がずっと続いているんだね。ネコももちろんその中で命を繋げてきたので、ネコは夜に狩りをするために活発で、昼間は狩りをしないで休んでるということになるんだ。」

質問者「はい。」

アナウンサー「分かるかな? 夜の方が活動してるから、昼間は寝てることが多くても夜の方が元気と。」

成島先生「昼間は寝てエネルギーを蓄えておいて、夜に獲物を捕まえるために活動する。夜の方が見つかりにくくて獲物を捕まえやすいということなんだよ。反対にネコを襲うような大きな動物…日本には今いないですけど、そういう動物からも逃げやすい。暗くて見えにくいから襲われにくいということもあって、夜に活動するんだ。」

アナウンサー「大丈夫かな?」

質問者「はい。」

恐竜から生き延びようとして哺乳類が獲得した夜行性が、恐竜がいなくなった今も残ってるわけか。人間も夜型の人はいるし。恐竜の恐ろしさがこういう形で分かるような気がする。

 

Q14 どうして静電気は痛いの?(5才男子)

 

アナウンサー「パチッときて痛いなと思った時があった?」

質問者「うん。」

アナウンサー「どんな時でした?」

質問者「すべり台のとってもつとき。」

藤田先生「○○君って、前、バターとチーズを聞いてくれた人?」

質問者「うん。」

藤田先生「(笑)ンフフフフ、そうですか。」

1/26のQ5か! 藤田先生からバターを手作りしてみてって言われたの、試したかな? 今回も生活感が伝わる質問で楽しいよ。

 

藤田先生「電気は2種類あるんですよ。プラスという電気とマイナスっていう電気と2種類あるんですね。ここまではいい?」

質問者「うん…」

アナウンサー「いきなり難しいですよ、5才の子に“電気は2種類ある”ってなかなか(笑)。」

藤田先生「(笑)難しかったかな? そのプラスとマイナスがぶつかると電気が流れちゃうんですね。○○君の体にはプラスの電気が集まりやすくて、すべり台とかはマイナスの電気が集まりやすいんですよ。○○君がすべり台の金属にパッと触れた時に、そこで電気が流れて“痛い”ってなるんですね。なぜ○○君が痛みを感じるかというと、それは電気が流れてるから、ということになるんですね。分かった?」

質問者「うん。」

藤田先生「でね、痛いのは嫌ですよね?」

質問者「うん。」

藤田先「どうやったら痛くないかというと…まぁ痛いことは痛いんだけど、ちょっと工夫するとまだ我慢できるかなっていうぐらいになるんですね。

○○君、すべり台の取っ手とか金属のドアに触る時に、きっと指先で触ってますよね?」

質問者「うん。」

藤田先生「手の平と指を比べたら、指先の方で触ってるんじゃないかと思うんですよ。どうでしょう?」

質問者「………」

藤田先生「あれ(笑)?」

質問者「ワカンナイ。」

アナウンサー「手でベチャッて触るか、指先でちょこっと触るかなんだけど。」

質問者「………」

藤田先生「あんまり考えてないかもしれないですね。」

アナウンサー「気にしたことないかな?」

質問者「………」

藤田先生「実は指って、すごく敏感なんですよ。ちょっとしたことでも指は感じちゃうんですね。静電気が起きやすいのは空気が乾燥してる冬だから、金属に触る時は恐る恐る、指先でちょっとずつ触ると、たぶんすごく痛いんですよ。」

質問者「ふううん。」

藤田先生「手の平でバッと触った方が痛くない。手の平は指先に比べると、そんなに感じにくい所だから、なるべく手の平で触った方が静電気の痛みはないかと思います。

○○君の“どうして静電気は痛いの?”というのは、体を電気が流れてる瞬間なので、それを痛いと感じちゃうというですね。いいかな?」

質問者「うん。」

アナウンサー「○○君の体の中にも電気が流れるんだって。その瞬間パチッというのが“イテテ”ってなるから、そっと触るよりもベタッと触った方が痛くないということですか?」

藤田先生「指先を使わないで手の平使った方が痛くないかもしれない。」

アナウンサー「やっぱり冬の方が静電気は…」

藤田先生「そうですね、空気が乾いてる時期の方が静電気が多いので、もうちょっとの辛抱ですかね。」

アナウンサー「○○君、すべり台の取っ手を持つ時も、指先でそーっとじゃなくて手の平でペチャッと持った方がパチッとこないかもしれないって。」

質問者「うん。」

アナウンサー「それで遊んだ後はしっかり手洗いをしてくださいね。」

質問者「はあい。」

アナウンサー「分かりました?」

質問者「うん。……ったよ。」⇦うまく聞き取れないけど「作ったよ」とも聞こえなくもない。バターを作った報告かもしれない…けど次の質問に繋ぐ進行上スルーされたようで残念。

藤田先生「ありがとう(笑)。」

 

Q15 鳥は恐竜の子孫なのに、なぜ恐竜と言

  わないか?(学年不明、男子)

 

アナウンサー「うーん、今、川上先生の目がギョロッとしましたね。どんな時にそれを思ったのかしら?」

川上先生「(笑)」⇦かみ殺してる笑いが不気味。

質問者「図鑑を読んでる時に、なんか、名前が違ったから不思議に思った。」

川上先生「はい、どうもこんにちは、川上でーす。○○君は鳥と恐竜、どっちが好きですか?」

質問者「恐竜。」

川上先生「恐竜が好きですかー、はい、分かりました。確かに鳥は恐竜から進化してきたっていうのをよく知ってましたね。」

質問者「はい。」

川上先生「それはたぶん本当のことです。でも、そのことが分かったのって、いつぐらいか知ってますか?」

質問者「アーケオプテリクスが発見された時。」⇦始祖鳥を学名で即答。恐ろしい。

川上先生「あっ、いいねえ! アーケオプテリクスが発見された時に、鳥の形と恐竜の特に脚の形を研究した人がいて、これはすごく似てるから、鳥は恐竜から進化してきたんじゃないかと最初に言われました。それが1800年代のことですね。150年ぐらい前です。

でも、その後でそうじゃないと言われたんですよ。それでしばらくは、やっぱり鳥は恐竜から進化してきたんじゃないんじゃないか、とずっと考えられていました。」

質問者「はい。」

川上先生「100年ぐらい経って1960年代、今から60年ぐらい前になって、もう1回、やっぱり鳥は恐竜から進化してきたんじゃないかと言われるようになって、いろいろな研究がされてきました。それで1996年に初めて恐竜に羽毛があることが化石で見つかって、いろいろな証拠がどんどん見つかって、今では鳥は恐竜から進化してきたということが分かりました。」

質問者「はい。」

川上先生「というわけで、みんなが本当に鳥が恐竜から進化してきたんだということを、絶対にそうだろうと思うようになったのは、実は最近の数十年間のことなんですね。

じゃ、恐竜という言葉がいつ生まれたのかを知ってますか?」

質問者「えーっと、イグアノ…イグアノドンじゃないかな?」

川上先生「あっ…すごいね! よく知ってるね! “恐竜”という名前は、化石が見つかってから呼ばれるようになったんだよね。その名前がつけられたのが1842年です。だから今から200年も経ってないんですよね。180年ぐらい前にリチャード・オーウェンという人が“恐竜”という名前でそれを呼ぶことにしました。というわけで歴史としては恐竜という言葉自体、まだ百何十年しか経ってない言葉です。」

質問者「はい。」

川上先生「それに対して鳥というグループは、昔から“鳥”と呼ばれていたんだよね。もう2000年ぐらい前から鳥の仲間は世界中で鳥と呼ばれていたわけですけれども、そうすると、その鳥に対して、今恐竜の仲間だと分かったからって、わざわざ恐竜と言い直す必要がなかった、ということもあります。鳥というのは1つのグループとして世界にいるので。“鳥”って呼びやすいですよね。」

質問者「はい。」

 

川上先生「ちょっと難しい話になっていくんだけど、今陸上にいる動物の中で…脊椎動物って分かりますか?」

質問者「はい。背骨がある動物。」

川上先生「そうそう、背骨がある動物。これを分類学という学問の中で分けるとどういう仲間がいるかというと、知ってますかね?」

質問者「哺乳類、爬虫類、鳥類…あと…は両生類。」⇦魚類は?って思ったけど川上先生「陸上」って限定してた…安直だった。

川上先生「当たりです! その4つだよね、全部正解。そうやってグループ分けをしてきたんだよね。そのグループでそれぞれちゃんと特徴があるから分けられますよとやってきた。というわけで、そのグループを難しく言うと、“類”じゃなくて“綱”って言うんですよ。鳥は鳥類じゃなくて鳥綱、哺乳類は哺乳綱、爬虫類は爬虫綱、両生類は両生綱という言い方をするんですけれども、現在生きている動物については、脊椎動物はこの4つに分けましょうという分類上のルールがあります。だから現代の生物を相手に言う時は鳥綱、すなわち鳥の仲間なんだという、これは元々の分類学のルールで決まっているから“鳥”って呼ぶんだと思ってください。」

質問者「はい。」

川上先生「実は難しいのは恐竜なんです。恐竜は、今言った4つのどれに入ると思いますか?」

質問者「爬虫類。」

川上先生「爬虫類だよね。じゃ、恐竜が爬虫類だった、鳥が恐竜だったら鳥は何類になると思います?」

質問者「爬虫類。」

川上先生「でも鳥は爬虫類じゃなくて鳥の仲間だ、鳥類なんだと現代では言われているわけですよね。そう分けるようになっています。」

質問者「はい。」

川上先生「実は鳥というのは恐竜がいなくても、ワニの仲間から進化してきたことが分かっていました。だから、鳥というのはグループとしては大きくは爬虫類から進化してきたことが分かっていたんですよ。でも明らかに形や性質が違うから、鳥は別に分けることになっていて、鳥類のことを爬虫類だと言う人はいないですよね?」

質問者「はい。」

川上先生「言わないよね。そういう1つのグループの中でまとまりがある、ここから先は全部同じグループだよというのを単系統と言います。ちょっと難しい言葉になってごめんね。爬虫類の仲間というのは、爬虫類の祖先を考えると、その祖先から進化してきた全てではなくて、そこから鳥を除いたものを爬虫綱と呼んでいるわけなんだよね。」

質問者「はい。」

川上先生「そういうことが起こっちゃうんです。だから恐竜というのを考える時に、確かに鳥は恐竜から進化してきて、最近は“鳥は恐竜の一部なんだ”という言い方をするようになったんですけれども、これをどう分類するかはとても難しくて、現代の分類学の中で鳥を鳥類か爬虫類かで分けていく中で、恐竜が爬虫類だとするのであれば、鳥は恐竜から進化してきたけれども恐竜そのものではないグループだ、というふうに考える方法もあると思いますし、いやいや恐竜の一部だよ、まさに恐竜だよと考える場合もある。でもそうすると、そこで鳥類なのか爬虫類なのかが分からなくなっちゃう。ここをどっちにするかというのは、人間がみんなで話し合って決めるしかないんですけれども、そこは実はまだちゃんとどっちにするか議論がされてないんです。話し合いがされてないんです。」

質問者「はい。」

川上先生「だから、もしかしたら将来は“鳥”、“鳥類”がなくなって、全部爬虫類に含めて“だって恐竜なんだもん”っていうことになっちゃう可能性もあるし、“いやいや、鳥は先に鳥の仲間だと決めていたから、むしろ恐竜を鳥に含めたらどうですか?”ってなるかもしれないし、“いやいや恐竜と鳥は分けましょう”、“確かに恐竜から進化してきたけれども全然別の性質を持っているんだから、恐竜までは爬虫類にして、鳥だけは鳥類にしましょう”ってことになるかもしれないし、そこは実はまだちゃんと決まってないんです。

だから今のところは、鳥は昔から鳥と呼んできたので“鳥”と呼んで良いんじゃないかなと思います。その方が便利でしょう?」

質問者「うん。」

川上先生「こういう名前をつけるルールとか分類をするルールというのは、人間が便利なように決めてきたんですね。だからいちばん便利な方法で呼べばいいんじゃないかなって思います。…ちょっと難しくなっちゃったけど、だいたい分かりました?」

質問者「はい。」

アナウンサー「すると、動物を分ける分類学の歴史と、鳥が恐竜から進化してきたのかどうかの学説が決まってくる過程の時差というか時間が違うから、呼び方も今違ってる状況にあるということですかね?」

川上先生「そうですね。元々分類というのは現在生きている生物に対してどうやって分けるか、ということでされてきたんですね。その分類と、進化の歴史…何が何から進化してきた…系統と言うんですけれども、分類と系統というのは非常に似ているんですけど、系統を元にして分類をすることはよくあるんですけれども、同じではないんですね。系統は本当に自然の中にあるもの、どうやって進化してきたかがあるもの、それに対して分類は、それを分かりやすく人間が名前をつけていくものなので、これは人間側の都合だと思ってください。」

アナウンサー「○○君、分かりましたか?」

質問者「はい。」

難しい!! 鳥が恐竜から進化したことが分かってから話がややこしくなってるのは何となく分かった。こんな複雑な解説まで出てくるのは恐竜キッズが恐竜の名前以外の知識も幅広いから。恐竜の先生が「今の動物を参考にする」って繰り返し言ってきた成果だろうな。

 

Q16 0系は何で丸いのですか?(小1男子)

 

アナウンサー「0系というのは新幹線のことかしら?」

質問者「はい。」

アナウンサー「他の新幹線とは違うなと思ったのかな?」

質問者「はい。」

梅原先生「まず0系というのは、昭和39年に東海道新幹線が最初に開業した時から走っていた車両で、最終的には山陽新幹線で2008年に引退したので、今から12年前に見ることができなくなったんですけれど…小学1年生ですね? 0系が走ってるのは見たことないですね?」

質問者「はい。」

梅原先生「でも、あちこちの博物館に保存されていますし、模型とかでもたくさん出回っています。

0系は全体的に丸っこくて、確かにずんぐりむっくりした先頭部分なんですけれども、“丸いところ”ってどこですか?」

質問者「丸いところはいちばん先頭の1号車。」

梅原先生「そうですね、先頭の鼻先の部分ですよね。あそこ丸くなってますよね? そこが何かというのは置いといて、まず新幹線を日本で初めて走らせることになって、当時のスピードは時速210キロだったんですけれど、その頃は在来線でも時速110キロでしか走っていませんでしたから、一挙に最高速度を100キロ分上げなければいけなかったんですね。

そうなると、すごく高速で走らなければいけないので、空気抵抗とか、先頭部分が食パンみたいな車両だとあまり速く走れないんじゃないかとか、いろいろ考えて、新幹線を設計した人がお手本にしたものがあるんですね。それは何だか分かりますか? 0系を見てると何となく“これに似てるんじゃないか”というものがあると思うんですけど。」

質問者「うーん…。」

梅原先生「0系の先頭車をよく見ると、飛行機の先頭部分に似ていると思うんですね。」

質問者「ああ~!」

梅原先生「今でも旅客機はたぶん同じような格好をしてると思うんですね。」

質問者「確かに。飛行機型みたいなものだよね。飛行機型みたいにかわいらしい。」⇦現代の新幹線を見慣れていると飛行機のような横顔はかわいらしく見えるのか。

梅原先生「そうなんです。旅客機って最新型のものも、どちらかというと新幹線の0系のような、割にずんぐりむっくりとして、先頭に何か丸い…あれは何か分からないですけどアンテナか何かがついてるのかなと思うんですけど、飛行機は時速900キロぐらいですから、新幹線よりもはるかに速いんですけど、あれで空気抵抗などは問題ないということで、今でも…昭和30年代の飛行機も最新型の飛行機もあんまり変わらないんですね。」

飛行機の構造が鳥に似てるなら、飛行機をモデルにした新幹線も鳥の仲間と言えなくもない。鳥の名前をつけた新幹線もあるし。

 

質問者「じゃあ…」

梅原先生「そうなんです、じゃあ何で今の新幹線の車両は飛行機と同じ格好をしていないのか、ということですよね? 実は0系を走らせているうちに、地上の鉄道なのでいろいろな問題が起きたんです。

最初に起きたのは、音がうるさいということですね。車両が走ってると音がうるさいので、沿線の人が“とにかく何とかしてくれ”って裁判にもなったことがあるんですけど…」

質問者「客がちょっと…大げさになっちゃったんですか?」

梅原先生「そうですね。音を小さくするには、もちろん走ってる音を小さくすればいいんですけど、あと風を切る音がうるさいということになって、どうしたらいいかというと、先頭車の部分をもっと滑らかな形に作ったんですね。ツルンと…鋭いエッジ、角度がついてるとか…」

ここで交通情報のお時間。番組再開後に回答の続き

アナウンサー「○○君、待ちくたびれちゃったね、ごめんなさいね。」

質問者「別にいいです。」

梅原先生「(笑)ありがとう。お待たせしました。速く走る分には今でも0系の格好でいいんですけれども、地上を走っているので音がうるさいということで、音を静かにするために、まず0系を滑らかに改良していったんですね。

それからもう1つ大きな問題が起きて、トンネルに入る時にドカンと爆発するような音がするようになったんですね。」

質問者「ああ~。」

梅原先生「音がするようになったというか、実は音がすることが最初から分かっていたんです。トンネルの中の空気を強い力で押すために衝撃音が鳴るんですけれども、どうやったら少しでも小さくなるかと考えた時に、先頭の部分をすごーく細長ーくすればいいことが実験の結果分かったんですね。流線型ですね。なので今、新幹線の車両…例えば東北新幹線を走るはやぶさは、先頭車の長さは27メートルですけど、流線型の部分が15メートルと半分以上あるような…先頭部分だけが走ってるような…そういうふうに変わっていったんですね。

最初に言った丸い部分の中には連結器が入っているので、そのカバーということでデザインにもなったんですけど、飛行機に揃えたということになっています。

ちょっと駆け足になったし、途中で途切れてしまったんですけど、大丈夫でしょうか?」

質問者「大丈夫です。」

梅原先生「(笑)ありがとうございます。」

アナウンサー「○○君、どうもありがとう。」

質問者「あともう1つ…」

アナウンサー「何かな?」

質問者「…系とか100系とかで、100系は真ん中がとんがっているのが…ちょっと…いいよね。」

アナウンサー「(笑)“いいよね”……よかったね。」

梅原先生「うんうん、そうですね。それは過渡期というか、音を少しでも小さくするように0系を元に滑らかにしたり尖らせていったので…」

アナウンサー「かっこいいね、うん…。」

梅原先生「その時はまだトンネルの音を解決できなかったんです。」

アナウンサー「○○君どうもありがとう。待たせてごめんなさいね。また質問があったら電話してください。」

質問者「進化したんですね?」

アナウンサー「進化してる途中だってことだよ。どうもありがとう。」

質問者「ありがとうございました。」

アナウンサー「さよなら。…好奇心が尽きない、知りたくてしょうがないということですが、時間もありますのでごめんなさいね。」

飛行機の騒音も訴訟になってはいるけど、空路にトンネルはないもんね。鉄道ならではの課題にぶつかって新幹線のお顔が変わっているわけか。

 

Q17 どうしてウサギの耳って長いんです

   か?(小1女子)

 

アナウンサー「何でそう思ったのかな?」

質問者「ウサギさん大好きだからです。」

成島先生「○○さんはウサギが好きなんだ?」

質問者「はい、そうです。」

成島先生「学校にいるのかな?」

質問者「学校にはいません。」

成島先生「どこで見た?」

質問者「うちのお人形がいます。」

成島先生「(笑)お人形ね。そうなんだ。じゃあ答えを言っちゃうね。何でウサギの耳は長いのか。これはね、長い耳で音を集めてるんですよ。集音器って分かるかな?」

質問者「分かりません。」

成島先生「音を集める器械と書いて集音器って読むんだね。小さな音も集音器で集めて大きくする仕組みになってるんだけど、それがウサギの長い耳にあたるわけです。

ウサギって弱い動物でしょう? 牙がないし、敵に襲われたらただ走って逃げるだけでしょう?」

質問者「うん。」

成島先生「自分から相手に向かって行ってやっつけることができないんだよね。」

質問者「はい。」

成島先生「だから、自分を狙う敵を見つけるためには目で見るか、敵が近寄ってくる音をなるべく早く聞き分けるかが、自分の命を守ることに繋がるんだよね。それでウサギは小さな音でもちゃんと聞き取れるように、耳を進化させた、大きくしたんですね。」

質問者「そうなんですか。」

成島先生「うん。それからもう1つ理由があって、大きな耳に血液がいっぱい流れているんです。空気にあたると、そこから熱が逃げていくんだね。体にたまった熱を外に出す、体温を調節するという働きもあるんだ。」

質問者「ふううん。」

成島先生「白いウサギがいるでしょう? 光を当てて耳を見てみると、耳が透き通って見えるんだ。するとそこに血管がとても発達してることが見て分かると思うんだ。」

質問者「知りませんでした。」

成島先生「今度、本当のウサギさんと…ぬいぐるみもいいんだけど、生きてるウサギさんと会うことがあったら、そういうことも見てみると良いと思うな。」

質問者「分かりました。」

アナウンサー「大丈夫ですか? ウサギさんの耳が長いのは、音をよく聞けるようにするためと、体の温度を調節するためなんだって。それでかわいい長い耳になってるんだね。」

質問者「はい。」

 

Q18 納豆は、なぜ混ぜると硬くなるんです

  か?(小3男子)

 

アナウンサー「これは何でそう思ったのかな?」

質問者「前、テレビで納豆をいっぱい混ぜるとおいしくなるって言ってて、やってみたら、混ぜる時に混ぜにくくなったから、何でかなって。」

アナウンサー「どれぐらい混ぜたのかな?」

質問者「200回ぐらい。」

アナウンサー「200回ぐらい混ぜたら硬くなった。これは謎だね。」

藤田先生「納豆好きですか?」

質問者「はい。」

藤田先生「たくさん混ぜると、硬くなる他にどんなふうになってきますかね?」

質問者「タレのにおいがなくなってきたり、ネバネバが白くなったりして…」

藤田先生「ネバネバが強くなるんですか?」

質問者「はい。」

藤田先生「ああ…そうなんですか。これはいろいろ研究されてるらしいんですよ。納豆の食べ方と味わいとか研究されてるんですけど、今分かっていることは…納豆の糸は何でできてるか知ってます? 何ていう物質かテレビでやってたかな?」

質問者「…ナットウキナーゼとかじゃないんですよね?」

藤田先生「納豆菌によって物質を作るんですけどね、糸自体はポリグルタミン酸というものなんですね。グルタミン酸というのは、よくいう旨み成分…旨みって分かります?」

質問者「昆布とかの…」

藤田先生「そうです。よく知ってますね。グルタミン酸がいっぱい繋がったものが…ポリというのは“たくさん”という意味なんですよ。グルタミン酸がたくさん繋がってるものなのでポリグルタミン酸って言うんですけど、それが糸の成分なんですね。」

質問者「そうなんだ。」

藤田先生「そうなんですよ。糸みたいになっているから、たぶん混ぜれば混ぜるほどポリグルタミン酸が絡んでくるんじゃないかと思うんですね。それに加えて混ぜると空気が含まれていきますよね?」

質問者「はい。」

藤田先生「空気が入ってくると白っぽく見えるから、それで白く見えるんじゃないかなと思います。

硬くなるのは…粘りがどんどん強くなっていくと、箸が中で動きにくくなる感じじゃないかと思うんですが、きっとそういう感じですよね?」

質問者「はい。」

藤田先生「おそらく粘りが強くなっていくんでしょうね。ということで、粘りが強くなることで硬くなっていく感じでしょうかね。

どっちがおいしいかって、よく問題になりますよね?」

質問者「はい。」

藤田先生「○○君はどっちがおいしいの?」

質問者「えー、多く混ぜた方がおいしい。」

藤田先生「好みは人それぞれなんだけど、よく混ぜた方がおいしく感じるのは、おそらくネバネバの部分がたくさん出てくることになるので、舌に乗せた時に全体に広がりやすく、舌に触れる面積が広くなるので、それでよく味わえるんじゃないのかなと思うんですね。ただ、それが嫌だという人も…好みなので何とも言えないですけど、ネバネバの強いものを食べれば、確かに旨みはよく感じることができるかもしれないですね。」

アナウンサー「○○君の質問の、混ぜ続けると硬くなるのは、糸がいっぱい出てきて混ぜにくくなるからということに…」

藤田先生「ではないかと思います。」

アナウンサー「○○君、いかがですか?」

質問者「分かりました。」

アナウンサー「分かりました? いちばんおいしいかったのは何回くらい混ぜた時だったかな?」

質問者「えええ? ……回数はうろ覚えなんですけど、にひゃく…じゅうかさんじゅうくらい。」

藤田先生「(笑)」

アナウンサー「そんなに混ぜた? おいしかった?」

質問者「はい。」

アナウンサー「で、硬かった?」

質問者「はい。」

アナウンサー「そうですか、いろいろ実験して試してくださいね。」

質問者「はい。」

アナウンサー「どうもありがとうございました。」

質問者「ありがとうございました。」

アナウンサー「また質問があったらかけてくださいね。さよなら。」

質問者「さよなら。」

アナウンサー「旨みの部分と糸が出てきて硬くなるのと、納豆っていろいろと深いですよね?」

藤田先生「そうですね。ネバネバを長持ちさせるためにいろんな工夫を、皆さん日常生活ですると思うんですけど、糖分を混ぜるとネバネバが丈夫になるんですね。やってみてもいいのかもしれません。」

食べ物のジャンルもできたのに藤田先生の大変さはまだまだ続く。

 

質問終わり~先生方から感想

成島先生「今日は身近な動物の質問が多かったですね。ハムスターとかネコとかウサギとか。それを見て、あるいは聞いて不思議になったことを、ちゃんと覚えていて質問してくれて本当に良かったと思います。やっぱり観察が大切ですね。」

 

藤田先生「録音の話とか、けっこうジェネレーションギャップじゃないですけど(笑)、知らないこともあるんだなぁとか、あと光の説明はしてあげたいんですけど、言葉ではなかなか難しいですね。私ももっと練習すればいいんでしょうけど。」

 

川上先生「今日は羽毛の話とか、最後は分類の話になったので、もう図を書きたくてしょうがなかったですね。図を書いて説明すればすごくよく分かるのに、それができないのはとてももどかしくて、自分の限界を感じました。」

アナウンサー「(笑)でも、かなり分かりやすかったと思いますよ。」

川上先生「今後も頑張ります。」

 

梅原先生「今日お寄せ頂いた質問は、突き詰めていくとみんな物理の力学に関連するもので、あまりえらそうなことは言えないですけど、私は高校の時は物理が苦手だったんですけど、でも鉄道とつきあっているので、今でも物理の勉強を続けているんですね。全然得意になりませんけど。だから、もっと小さい子どもさんは頭がもっと柔らかいと思うので、数学とか物理を頑張って勉強して、鉄道のことをもっと好きになってほしいと思いますね。」

アナウンサー「まずは電車が走ってるのを見て手を振って、かっこいいなと思うところからスタートして、“あのカタカナ何だ?”とか…」

梅原先生「それも実は物理に関係してたとか、そういったところまで考えてもらうと嬉しいと思いますね。」

アナウンサー「振り子式電車も物理が分かると、仕組みがよく分かると」

梅原先生「より楽しくなると思いますね。」

アナウンサー「でも逆に振り子式電車というものがあると知ってれば、物理にも興味を持って…」

梅原先生「実際にそういう科学の道に進んだお子さんがいらっしゃるので。」