あせらず、さわがず

アラフィフおばさんが脈絡なく書いてるブログ~あとは野となれ山となれ

子ども科学電話相談3/15(天文・宇宙、天気・気象)

3/15のジャンルは

 天文・宇宙 永田美絵先生

 天気・気象 福田寛之先生

 

アナウンサー「昨日、東京では、冷たい雪が降る中での桜の開花発表という、珍しい陽気となりましたけれども、今日は一転、気持ちの良い青空が広がっています。思わず見上げながら通勤しました。

ただ、引き続き学校がお休みで、外にも出かけられないお友だちも多いと思います。そんな時はラジオで「子ども科学電話相談」。今日も心強い、我らが先生方をお迎えしてお送りしていきます。」

 

永田先生「ラジオを聞いている皆さんに、私からメッセージなんですけれども、皆さんが悲しいことや苦しいことにぶつかった時、ぜひ空を見上げてみてください。空を見上げると元気がわいてきます。宇宙は謎がいっぱいありますけれども、今の天文学は1人で謎を解き明かすのではなくて、国や人種を越えて世界のみんなが謎を解き明かしています。皆さんがお友だちと遊んだり勉強したり、命を大切にしたりすること全部が、未来の皆さんを助けてくれるはずです。何かにぶつかった時、空を見上げながら、大きな宇宙を考えてみてください。」

こういう時に、いつもと変わらないメッセージを送ってくれるのは安心する。

 

福田先生「皆さん、いつもとは違った3月を過ごしているかもしれません。ただ、窓の外を見ていますと、同じように桜は咲きますし、雨が降ったら、いつかは止んでまた晴れる、ということがくると思います。ですから、いつもと違って友だちと会えないから寂しいなぁとか、心がちょっとモヤモヤするお友だちがいましたら、最初は我慢しないことですね。お父さんやお母さんに話してみるのもいいかもしれません。そうすると心がスッとすると思います。

もしかしたら逆に、特に何ともないとか、休みでワクワクするというお友だちもいるかもしれません。そういったお友だちも気にしないでください。無理に周りに合わせようとせずに楽しく…友だちと会うことはあまりできないかもしれませんけど、家でできることとか、このラジオを聴いたりして、自分が興味を持ってることに時間を使ってもらえればと思っています。」

 

Q1 どうして宇宙人は地球に遊びに来ないん

  ですか?(小1女子)

 

アナウンサー「学校は今お休みになってるかな?」

質問者「お休みです。」

アナウンサー「○○さんはどんなふうにして過ごしてますか?」

質問者「んー、絵本読んだり、ラジオ聴いたりしてます。」

アナウンサー「どうして宇宙人は地球に遊びに来てくれないのか…○○ちゃんは、宇宙人はきっといるんだろうと思ってるということだよね?」

質問者「はい。」

アナウンサー「どんな宇宙人がいると思う?」

質問者「んー、面白くて、楽しくて、やさしい宇宙人。」

アナウンサー「そっかあ、もし、宇宙人が遊びに来てくれたら、どんなことを一緒にしたいですか?」

質問者「UFOに乗って、雲に行って、トランポリンみたいに、雲でボヨンボヨンして遊びたい。」

永田先生「とっても心がフワーッとする楽しい質問を、どうもありがとうございます。答えを私なりに考えてみましたけれども、3つあるかなと思うんですね。

1番は、宇宙に宇宙人がいないから来ない、という答えと、2番は、地球にいるかどうか宇宙人さんが分かっていない、という答えと、3番は、地球を見つけてはいるけれどもまだまだ来ない、という答えかなと思っているんですね。

1番の“宇宙人はいない”という答えは、私も○○ちゃんと一緒で、これはないんじゃないかなと思うの。○○ちゃんは宇宙人がいると思ってるんだよね?」

質問者「はい。」

永田先生「だって、すごーくたくさんの星が宇宙にあることが分かってて、地球のような環境の星も、きっといっぱいあるんじゃないかなって最近は分かっていますので、私も宇宙人がどこかにいるんじゃないかなと思うんです。

そうすると、2番の、地球に生き物がいるかどうか、○○ちゃんが住んでることが宇宙人さんに伝わってないのかなっていう答え。これは逆に考えて、今、地球から大きな望遠鏡でいろいろ星を見つけていますけれども、例えば空気があるか、海があるかっていうのは分かってきても、その中に生き物がいるかどうかまでは、まだ分からないんですね。だから、宇宙人さんからも地球という星があるのは分かっていたとしても、そこに生き物がいるかどうかが分からないから来ない、という考えですね。」

質問者「はい。」

永田先生「それから3番は、地球を知って、生き物がいるって分かってるけど来ないんじゃないか、という答え。例えば、○○ちゃんがどこかに遊びに行こうと思った時に、その行く先が、例えばみんながケンカしてたり、すごーく環境の悪い場所だったら、行きたいと思う?」

質問者「思わない。」

永田先生「思わないよね? 地球って、残念ながらまだ戦争が起こったり、いろいろな問題があるよね?」

質問者「はい。」

永田先生「だから宇宙人さんからすると、あの星がもうちょっと、みんなが仲良くなったり環境を良くしていかないと、まだまだ遊びには行きたくないなと思ってるのかもしれない。そう考えると、○○ちゃん、どうしたらいいと思う?」

質問者「うーん……木を切ったり、自然破壊したりしなかったらいいと思う。」

永田先生「そうだよねえ。私も○○ちゃんと同じように思ってる。地球を大切にして、みんなが仲良くなっていけば、きっと、“あの星に行きたいな”と思うんじゃないかなと思うのね。○○ちゃんは、宇宙人は面白くてやさしいんじゃないかなって言ってくれたでしょう?」

質問者「はい。」

永田先生「私もそういう宇宙人だったらいいなと思うし、そうかなと思うので、やさしい宇宙人だったら、地球のみんながやさしくなっていけば、絶対にお友だちになりたいと思って来てくれるんじゃないかと思うんです。だから、○○ちゃんもこれから大きくなっていって、みんなと仲良くして、宇宙人さんが来てくれるような星に、地球をしていこうよ。私も頑張るので、○○ちゃんも一緒に頑張ってください。」

質問者「はい。」

永田先生「ありがとう。」

アナウンサー「○○さん、どうですか? 先生のお話を聞いて、どんなことを思いましたか?」

質問者「んー…宇宙人と、地球を、仲良くして、宇宙人と遊びたいと思いました。」

アナウンサー「○○さんが想像してるような、やさしくて面白い宇宙人…いたらいいですよね?」

永田先生「そうですよね。だって、今の地球を考えると、宇宙船に乗って遠い宇宙まで行くのって、まだ難しいじゃないですか。でも科学が進歩している星であれば、そういうことができる。それだけ科学が進歩するということは、長ーい間、文明を維持できているということなので、長い間維持できるということは、やっぱり平和じゃないとできないですから。だから来てくれるとしたら、やさしい宇宙人じゃないかなって思うんですね。」

アナウンサー「ぜひそんな未来を、○○さんたちが作っていってくださいね。」

質問者「はーい。」

宇宙人さん、しばらく来ないだろうなあ。地球から宇宙に漏れ出ている電波からも、何やら不穏な単語を拾ってるかもしれない。

 

Q2 1週間の天気は、どうやって予想するん

  ですか?(小2女子)

 

アナウンサー「週間予報ですよね? 1週間の天気はどうやって予想してるのか。○○さんはどう思いますか?」

質問者「私は、前のデータとかを集めて、予想するのかなと思います。」

福田先生「1週間の天気、すごく先のことまで予測できるの、不思議ですよね?」

質問者「はい。」

福田先生「今○○さんが答えてくれた、前のデータを集めて予測するということですけど、正解です。前のデータを集めて予測します。もうちょっと正確に言うと、前と今が大切なんです。

今の天気の状態とか気温の状態とか、湿り気…湿度の状態がどうなのかなっていうデータを、最初に集めます。天気予報は好き? よく見る?」

質問者「はい。」

福田先生「その時に雲の映像とか、雨が降ってる映像を見ますよね?」

質問者「はい。」

福田先生「ああいうのが今の情報です。ですから気象衛星と言って、宇宙から雲を撮影してデータを集めたり、あと、日本のいろーんな所に、どれぐらいの雨量か、どれぐらいの気温かを測る装置を置いています。アメダス(AMeDAS)と言いますけど、そういった装置を置いて、天気が今どういうふうになってるのか、気温がどうなってるのかっていうのを集めることが、いちばん最初です。」

質問者「はい。」

福田先生「そこから先が気になりますよね? 今どうなってるのかが分かっても、それをどうやって1週間先まで予測するか。ここでは、だいたい中学生、高校生ぐらいになってから習う、“物理学”という科学を使います。物理学って聞いたことありますか?」

質問者「はい。」

福田先生「“物理学”って、どんなふうに聞きました? 名前だけ聞いたことありますか?」

質問者「はい。」

福田先生「でも中身は、なんかよく分からない?」

質問者「はい(笑)。」

福田先生「物理学というのは、例えば、どうしてリンゴが木から落ちるのか、どうして風が吹くのかとか、身近ないろいろな動きを考えたものです。ですから、どうして太陽が照ると暖かくなるのか、どうして風が吹くのかをいろんな人が考えて、それを算数のちょっと難しい“数学”というものにしました。物理学の“方程式”って言うんですけど、いろんな式。算数のちょっと難しい式を使って、計算をします。」

質問者「ええええ?」

福田先生「計算なんです。今は晴れてるけど1週間後はどうなるのか、というのを計算で出します。ただ、その計算は今、人はやっていません。すごーくたくさん計算しなければいけないですし、複雑な計算なので、コンピュータを使っています。その結果出たものが、1週間後の天気になるわけなんです。

ただ、○○さんに聞きたいんですけど、1週間後の天気を見た時に、当たったり外れたりって、どっちが多かったですか? 1週間先、当たることが多いですか? 外れることが多いですか?」

質問者「当たったりすることも…」

福田先生「ああー嬉しいですね(笑)。もちろん当たる確率の方が高いですし、またどんどん当たるようにはなってますけど、実は天気予報する側も、明日の天気よりも1週間先の天気の方が、ちょっと自信がないんですよ。」

質問者「はい。」

福田先生「天気はもともと、先にいくほど予報が当たりづらくなるという性質を持っています。」

質問者「へええ。」

福田先生「なので1週間先はちょっと自信がないんですけど、そんな時どうするかというと、少しずつ計算の式を変えるんです。“今どうなのかな”っていうのをちょっとだけ変えて計算します。そうすると、ちょっと変えても先のことが変わらなければ、まぁだいたい合ってるんじゃないかなと考えます。ここは大人もけっこう難しいと思いますけど、先にいくほど天気予報は当たらなくなりますけど、当たらなくなる中でも“こんなものかな”っていうのを分からせるために、ちょっとずつ最初に今の状態を変えて計算します。たくさん計算して、どういう数字を入れてもだいたい当たる範囲のもので、1週間先の予報を出すようにしています。大きく外れることがなくなるんですね。」

先にいくほど当たりにくいけど、大きく外さないことを大事にしてるってこと? 台風の予想進路図の円の大きさは、その努力の結晶なのかな。

 

アナウンサー「未来の予測するために、過去の大量のデータを使って、計算していくということですよね? 過去にこうだったからこうであろうという計算をしていくんですね?」

福田先生「はい。ただ、残念ながら未来のことというのは、今の天気予報ではどうしても100%当てることはできないので、“だいたいこれぐらい”というのを出すようにしている、ということなんですね。」

アナウンサー「○○さん、分かりましたか?」

質問者「分かりました。」

アナウンサー「○○さんが予想してくれたように、過去のデータを使って計算していくというところは大正解でしたね。」

福田先生「大正解です。今と過去が、天気予報…未来を予測するには大切なんです。」

 

Q3 家にある直径6センチの天体望遠鏡

  は、水星はどうしたら見えるんですか?

  (小5男子)

 

永田先生「この“すいせい”は、水の星と書く惑星の水星でいいかな?」

質問者「はい。」

永田先生「○○君は他の惑星は望遠鏡で見たことある?」

質問者「見たことあります。」

永田先生「そうなんだ、どんな惑星を見たことがあるの?」

質問者「土星木星です。」

永田先生「明るくて見やすいよね。今度は水星に挑戦したいってことなのかな?」

質問者「はい、そうです。」

永田先生「まず○○君、水星って肉眼で見たことある?」

質問者「ありません。」

永田先生「ありませんか。天体望遠鏡で水星を入れるためには、まず肉眼で見つけないとちょっと難しいのね。だから、まずは水星を肉眼で見つけるところから始めていくと良いと思います。

○○君は知ってると思うけど、水星って、けっこう太陽の近くを回ってる惑星だよね?」

質問者「はい。」

永田先生「だから、水星が見える時間帯というのが…例えば真夜中の南の空とかは絶対見えないのね。」

質問者「あああ…。」

永田先生「水星が見えるチャンスは、太陽が沈んだ直後の夕方の西の空か、太陽が昇る直前の明け方の東の空。しかも低ーい所なんですよ。でも水星自体は明るい星だから、私は渋谷でもよく見つけることがあるんですけれども、東京でも見えるんですよ。」

質問者「へええ!」

永田先生「○○君は東京だよね? 大丈夫大丈夫、見えます。○○君のお家からは、明け方の東の空はけっこう見えるかな…特に地平線の近く。」

質問者「ああ……」

永田先生「どう?」

質問者「明け方…地平線の近く…」

永田先生「東の地平線の近く。ちょっと難しいかな?」

質問者「まあ、やろうと思えばできると思う。」

永田先生「(笑)実は今、水星は明け方の東の空なのよ。けっこう低い所なのね。狙い目は、なるべく太陽から遠く離れた所…というか太陽から角度が離れた所が良くて、水星の動きを調べてみると、水星は1年間にこんなふうに動くっていうことが分かるので、それはぜひ調べてほしいと思うけど、近いところだと3月24日に東の空で、太陽から最も離れるんですね。最も離れるということは、太陽が昇る直前の東の空で、太陽が昇ってくるまでの間に見ることができる、ということなんです。」

質問者「ああ…。」

永田先生「だから早起きをしないといけないけれども、早起きが難しい場合は、逆に夕方、太陽が沈んだ後の空で見た方が良いかな。実は、望遠鏡で見るということは、太陽の近くだから、うっかり太陽を見ちゃったりすると、とっても危ないのよね。」

質問者「はい。」

永田先生「そうだね、水星を見る時は太陽が沈んだ後に、西の空に水星が来ている時を狙ったら良いかと思います。今は明け方なので、もうちょっと待ってください。コツはとにかく太陽が沈んだらすぐに、夕方の西の空を見て、明るい星を探して、水星がどこにあるかを確かめてください。」

質問者「はい。」

永田先生「いきなり望遠鏡を覗こうとしないで、肉眼で水星を確かめてみよう。それが分かってから望遠鏡で覗いてみてください。水星は満ち欠けをしている惑星なので、欠けて見えるんですよ。ぜひチャレンジしてみてくださいね。」

質問者「はい、分かりました。」

アナウンサー「大丈夫かな?」

質問者「あ、あともう1個質問があるんですけど…」

アナウンサー「どんなことですか?」

質問者「太陽のコロナは、望遠鏡でどうやったら見られるんですか?」

アナウンサー「永田先生、まず太陽のコロナは何かというところからお話しいただけますか?」

永田先生「通常は太陽の光が明るくて見えないですけど、太陽の縁を彩るように…“コロナ”はもともと冠という意味ですけれども、本当に冠のように太陽からフーッと出ている、電子の散乱光なんです。

けれども○○君、見ることはできるんですけど、専用の望遠鏡とか、太陽専門の見るための道具を使わないと見えないんですよ。」

質問者「あああ…。」

永田先生「だから○○君が持っている望遠鏡で太陽を覗いても見えないし、とっっても危ないので、まず太陽は覗かないでください。」

質問者「はい。」

永田先生「東京だったら、いろいろな所でコロナを見られる天文台とかプラネタリウムがあると思います。そういう所を調べてみて、太陽のコロナ見るのをやってる所に行って、見てください。」

質問者「はい。」

アナウンサー「○○君の近くには科学館はありますか?」

質問者「ああ…あります。」

アナウンサー「じゃあ行って見られそうですね。肉眼で見てしまうととても危険ということなので、それは気をつけてくださいね。」

質問者「はい。」

 

Q4 雷はなぜギザギザですか?(小2女子)

 

アナウンサー「ピカピカッと光って落ちてくる時に、ギザギザギザッてなるもんね。○○さんは何で見ましたか?」

質問者「テレビで見ました。」

福田先生「雷がどうしてギザギザなのか気になったんですね。○○さんは、なぜギザギザかって考えたりしました?」

質問者「…うーん……考えたりはしなかった。」

福田先生「不思議だなって思ったということですね。」

質問者「はい。」

福田先生「雷というのは電気なんですよ。すごく強い電気のエネルギーを持ったものなんですけど、空気の中を電気が通るのは、実はとても難しいんです。」

質問者「うーん…。」

福田先生「ただ、雷はすごいエネルギーを持ってるので、そこを無理やり通ろうとするんですね。その時に、通りやすい道を見つけるから、ギザギザになります。本当はまっすぐ進むのが、いちばん効率が良いんですけど、まっすぐ進めないので、結果的にギザギザになって進むことになるんです。」

質問者「はい。」

福田先生「じゃあ、どんなところが雷が進みやすい、電気が通りやすいかというと、空気には2つあって、1つは空気が薄いところ。もう1つは水分が多いところ、湿度が高いところなんですね。

空気って万遍なくあるように見えますけど、その中には多少の濃い、薄いがありまして、ちょっと難しいですけど、空気中の酸素とか、すごーく小さな分子と呼ばれるものが少ないところがあって、そういったところは雷が通りやすいので、ジグザグに行く時の通路になります。

もう1つ分かりやすいのは湿度が高いところ。水分が多いところなんですけど、水の中には金属の小さな小さな粒が溶け込んでいることがあります。」

質問者「はい。」

福田先生「空気は雷を通しづらいですけど、金属は通りやすいので、そうした細かーい金属が溶け込んでいる湿った空気があるところを、雷は通るようになります。そういうものがいろーんなところに、あちこちに空気の中にあるので、結果的に雷はギザギザになって通ることになります。

○○ちゃんにイメージしてほしいんですけど、すごく混んだ道を歩く時って、まっすぐ歩きたいけど歩けないじゃないですか?」

質問者「はい。」

福田先生「そういう時、どういうふうに歩きますか?」

質問者「…通れるところを通る。」

福田先生「そうですね。雷も、結果的にそうなるんですけど、通りやすい道を通っていくからギザギザ、ジグザグになる、ということになります。」

質問者「ああ…」

アナウンサー「空気が薄いところ、それから湿度が高いところは雷が通りやすいので、そういうところを選んで通るとギザギザギザギザ…という形になるというお話でした。分かりましたか?」

質問者「分かった。」

福田先生「(笑)香川県にお住まいということなので、香川あたりですと初夏から夏にかけて雷が多くなります。ギザギザに見えるものは、なかなか見ることができないかもしれませんけれども、もし雷が鳴ったら、まず最初はお家の中。安全な所に入って、窓越しでもいいので観察してみると、実際にテレビの映像と同じだったということが確認できるかもしれないですね。」

質問者「はい。」

去年、科学の藤田先生もこの質問に答えていて、人混みを歩く時の例え話も出ていた。今回は空気の濃度と湿度の違いがプラスされたおかげで少し詳しくなった。

 

Q5 地球以外に、雨や晴れの天気がある星は

  ありますか?(小4女子)

 

福田先生「ほう…。」

アナウンサー「なるほど、これは良い質問ですね。これはどうして不思議に思ったのかな?」

質問者「第2の地球見つかった時に、そこに住む人がいるのかなと思ったからです。」

アナウンサー「なるほど、雨が降ったり晴れたりして天気が変わる地球のような星が他にあるんじゃないかと、○○さんは思ってるということかな?」

質問者「はい。」

アナウンサー「これは…お天気の話でもありますが、地球以外の星の話なので、永田先生に、まずお願いします。」

両方の先生が答えたくなるという意味での「良い質問」だね。

 

永田先生「地球以外に…面白いですね。考えてみると金星という惑星は、二酸化炭素の厚い雲で覆われているんですね。だから、実は雷が鳴ったり、雨みたいな…雨と言っても、濃硫酸という何でも溶かしちゃう怖いものが降ってくる、そんなお天気だそうですよ。」

質問者「へえ…。」

永田先生「でも、霧雨みたいな感じなんですって。とってもきれいな惑星で、見るとすてきな星じゃないかなと思われがちだけれども、地表の温度は460℃以上あったと思う。」

質問者「え……」

永田先生「ほんとにすごく熱い星なんですよ。ですから、雨は地表まで届かないですね。よく私が“惑星旅行でいちばん行っちゃだめだよ”って言ってる惑星なんですね。」

質問者「ああ…。」

永田先生「でも、金星という星はお天気があるんじゃないかなと思います。

あと、考えたら、“宇宙天気予報”っていうのもあるんですよ。」

質問者「はい…。」

永田先生「宇宙空間では磁気とかいろーんなものが飛び交って、人間の体に良くないものがあるので、そういうのを事前に宇宙天気予報として宇宙飛行士さんにお知らせすることを、今もやってるんですよ。」

質問者「へええ…。」

アナウンサー「雨が降ったり風が吹いたりしてそうなのは金星だけれども、地球の天気からは…」

永田先生「だいぶ離れたもの。だいぶ違いますね。」

福田先生「あとは人が住めるかどうか。さっき仰って頂いたように、他の惑星に移住するお話があったので、そのためにはやはり、太陽のような光や温度をくれる星と、ちょうど良い距離にあることが大事だと聞いたことがあります。」

永田先生「そうなんですよね。」

福田先生「それに加えて、陸地だけじゃなくて海がないと、雲ができませんし。」

アナウンサー「水がないとね。」

質問者「ああ…。」

福田先生「地球と同じような…雲ができたりというのは金星があるんですけど、加えて“人間が住めること”となると、もう少しいろいろと必要なことがありますよね。」

質問者「はい。」

永田先生「そう考えると、地球って本当にいろんなものが整っている、奇跡的な星なんですよね。」

福田先生「そうですね、“奇跡の星”って気象でも習うんですね。雨が雨として、水として存在するためには…重力の関係もありますけど、0℃から100℃の間しかないのが、もう少し太陽から近かったり遠すぎたりしたら、水が水としてない。そうなると生き物が生まれなかったり、今と同じように雨が降ったりすることはない、と聞いたことがありますからね。」

質問者「はい。」

永田先生「○○さん、実は火星という星も、大昔に水があったことが分かってるんです。」

質問者「えっ。」

永田先生「探査機で水が流れた跡がいっぱい見つかって。でも、火星は地球よりも小っちゃな星で、水をとどめておくことができなくて、今では水は全部ないんですね。地表には見当たらないんです。そう考えると、地球の重さとか、太陽からの距離とか、いろいろなものがあって地球が本当によくできていて、福田先生、しかも地球上の水…雲になったり雨になったり雪になったりするものは、全部、大昔からリサイクルされてるんですよね。」

福田先生「そうですね。降った雨が川から流れて、海にたどり着いて、そこから蒸発して、また雲ができて…ということで、ちょうどこの地球の中で生き物が独立して、他から何も影響を受けずに住めるような形になっているというのは、なかなか他にはないと言われています。

また、今日の最初の質問で宇宙人の話がありましたけれども、探せばやはりどこかに、地球と同じような天気の星はあるんですかね?」

永田先生「星の数というのは、それこそ“星のほど”と言いますけれども、単純に計算しても数千億×数千億以上はあるんですね。ですから、こうした地球のような環境の星はいっぱいあるかと思います。」

アナウンサー「そうですか…。見つかってないだけで。」

永田先生「だから同じように雨が降ったりする、いろんな天気がある星って、あるんじゃないかなと思います。」

福田先生「将来的に他の星に移住する可能性もゼロではないということですかね。」

アナウンサー「私たちが知っている星の範囲では、金星や火星は水があったり、風や雨があったりするけれども、気温がすごく高かったり逆に低かったり。住めるような環境ではないということですね。」

永田先生「とてもとても住めるような環境ではないですね。」

アナウンサー「だけれども広い宇宙を見渡すと、どこかに、まだ見つかっていないけれども、地球のような奇跡の星があるかもしれない…。」

永田先生「あと火星に関しては、今、土の下の方に永久凍土となって、氷として水が残っているのでは、とも言われていますので、ひょっとしたら人間が火星に移住をした時に、火星にあるお水をうまく利用する時代がくるかもしれませんね。」

質問者「ああ…。」

アナウンサー「どうですか○○さん、お話を聞いて、どう思いました?」

質問者「えっと、地球ってすごい星なんだなと、思いました。」

永田先生「本当にね。私、いつもそれを思うんですよ。何気なくいる地球って、雪が降ったり雨が降ったりお天気になったり、すごいすてきだなあって、本当に思いますね。」

福田先生「うん、思いますね。」

ブラックホールに比べたらまだ身近な金星や火星も、地球の当たり前が通じない世界なんだな。

 

Q6 土星の輪っかは、なくなるの…?

  (5才男子)

 

アナウンサー「土星の輪っかが、いつかなくなっちゃうことはあるのかなっていうことかな?」

質問者「うん。」

アナウンサー「○○君は土星が好きなのかな?」

質問者「うーん…ちょっと気になっているんだけど、ほんとうは好きな星は月なんだよね。」

アナウンサー「そっか、月が好きなんだけど土星の輪っかが気になったのね?」

質問者「うん。」

永田先生「私はお月様も大好きだし、土星もだーい好きなんですね。この質問をしてくれたということは、○○君はなかなか最新のニュースを知ってるのかなと思ったんだけど、実は土星の輪っかって、たくさんの氷の粒でできてるんです。氷なんですよ。というのは、土星があるあたりは、すごーく寒いの。周りのものはみんな凍りついちゃう所なので、土星の輪っかはたくさんの氷が集まって、土星本体の周りを回ってるんですね。

この土星の輪っかは何と…NASAが発表したんだけど、今、氷の粒々は雨のようになって、土星本体にどんどん降り注いでいることが最近分かってきたんです。その量は、プールの中にその粒々を入れたとしたら、30分でいっぱいになっちゃうぐらい降り注いじゃってるんですって。ということは、土星の輪っかは、このままだといつかなくなっちゃうことになるんです。

でも、○○君が生きてる時はずーっとあるので大丈夫。計算すると、1億年くらい後じゃないかと言われてるんです。

どう? 土星の輪っかがなくなっちゃうの嫌かな?」

質問者「………」

永田先生「○○君、土星を見たことある?」

質問者「うーん、見たことはないけど、形知ってる。」

永田先生「知ってるよね、輪っかがあって、それがかっこいいんだよね?」

質問者「うん。」

永田先生「私もあの輪っかが大好きなんだ。でも、いつかなくなっちゃうことを考えると、ぜひ今のうちに見ておいてほしいと思うんです。これから土星を見るチャンスがいっぱいあると思うので、ぜひ、近くのプラネタリウムや科学館や天文台土星を見る時があったら、見に行ってほしいと思います。

輪は当分なくならないけれども、逆に考えると私たちは土星の輪っかがある、とても貴重な時代を生きてるということなんですよ。だって、すごく遠い将来の地球人は土星を見ても、輪っかがない星だと思って、“昔は輪があったんだね”って言うかもしれない。輪っかがある土星は本当にきれいだし…輪っかがある星は実は他にも、木星とか天王星とか海王星とかあるんですけど、地球からは見えないんですね。地球から唯一見えるのが土星なので、○○君、これから大きくなっていく中で、土星の輪っかをぜひ見てください。」

質問者「はい。」

アナウンサー「そうなんですか、土星の輪は今、氷の粒が雨となって土星に降り注いでいるんですね。」

永田先生「私も衝撃でして(笑)。土星大好きなので、今のうちにいっぱい見とこうと思いました(笑)。」

アナウンサー「輪っかがある太陽系の惑星の中でも、私たちが見られる星としては唯一…子どもたちにも大人気ですからね。」

永田先生「すてきですよね、かっこいい土星の写真がいっぱいありますけど、実際に見ると“こんな星が宇宙にはあるんだ”って思いますし、望遠鏡で覗くと皆さん感動して、“かわいい”って言う人も多いですよ。」

アナウンサー「太陽は肉眼で見てはだめというお話がありましたが、土星の輪を見る場合は何がおすすめですか?」

永田先生「残念ながら輪は肉眼じゃ見えないんですよ。人間の黒目が5センチ以上ないと難しいかもしれませんので、望遠鏡で見てください。望遠鏡を使うと、もちろん都会の空でも見えます。」

福田先生「都会でも見れるんですね。へええ…。」

永田先生「関係ないです。都会ですと惑星は却って明るい星なので、きっと見やすいと思いますよ。」

アナウンサー「○○君、分かりましたか?」

質問者「うん。」

アナウンサー「いつかなくなっちゃうかもしれない、ということなので。○○君が大人になるまでは全く大丈夫そうですが、ぜひ1度見てみてくださいね。」

質問者「はーい。」

 

先生からのクイズ 天文・宇宙編

アナウンサー「いつも質問に答えてくださる先生から、お子さんたちにクイズを出題、生電話で答えてもらおうというものです。今日のクイズは天文・宇宙。永田美絵先生が問題を出してくださいます。

クイズの挑戦者、小学6年生のY君と電話がつながっています。こんにちは。」

Y君「こんにちは!」

アナウンサー「今日は参加してくれて、どうもありがとう。Y君も学校はお休みですか?」

Y君「はい、そうです。お休みです。」

アナウンサー「どんなふうに過ごしてますか?」

Y君「えっと、たまにちょっと散歩に行ったりしながら、家で勉強もしています。」

アナウンサー「そうですか。Y君は天文・宇宙は好きなの?」

Y君「大好きです!」

先生方「(笑)フフフフ」

アナウンサー「(笑)頼もしい言葉が返ってきました。特にどういうことが好きなのかな?」

Y君「星を見るのが好きで、…やっぱり都会だから、光があって星が見えないことはあるけど、星をじっくり見ると、いろんな星が見えてくるので、そういうのが楽しいです。」

アナウンサー「星座を早見盤なんかを使いながら見ることもありますか?」

Y君「…そういうことはなくて……」

アナウンサー「どんな星が好きなの?」

Y君「プロキオン、アンタレスなどが好きです。」

アナウンサー「おおー、プロキオンというと、こいぬ座の星ですか?」

Y君「はい。」

アナウンサー「じゃあ、いつも望遠鏡で見てるのかな?」

Y君「肉眼で見てます。」

アナウンサー「Y君は、星のことが好きになるきっかけはあったんですか?」

Y君「えっと、何かの戦隊ものとか…星を見たり、プラネタリウムに行ったり、そういうのがきっかけで星に興味を持ちました。」

アナウンサー「そうですか、じゃ、よく科学館に行ったりもしてるんですね。」

Y君「はい。」

 

先生からのクイズ第1問

 冬の大三角はオリオン座のベテルギウスこいぬ座プロキオン、そしておおいぬ座の何という星を結んだ三角でしょう?

 

Y君「はい、答えはおおいぬ座のα星、シリウスです。」⇦選択肢を言う前にダイレクト回答! 

アナウンサー「…①番リゲル、②番シリウス、③番カペラ、という選択肢がありましたが、Y君が選んでくれたのは…」

Y君「おおいぬ座のα星、シリウスです。」

アナウンサー「②番のシリウスですね。どうしてそう思ったのかな?」

Y君「本を読んだことがありますし、プラネタリウムでもそういうふうに解説されていて、そういうものをお手本に空を見ても、きれいな三角になるので、そうだと思いました。」

アナウンサー「じゃあ自信満々ですね。」

Y君「はい。」

永田先生「正解は、②番のシリウスでーす。」

Y君「やったー!」

アナウンサー「Y君はもう、ちゃんと自分の目でも冬の大三角を見てるんですもんね。」

Y君「はい。今はベテルギウスがちょっと小さくなっちゃって、見えにくいですけど。」

永田先生「よく見てますねー、私も今すごく注目してるんです。今ちょっと暗くなって、肉眼で見るの面白いですよね?」

質問者「はい!」

アナウンサー「ベテルギウスプロキオン、これは先ほどY君も大好きと言ってくれましたが…」

永田先生「こいぬ座の1等星ですね。冬の大三角、オリオン座のベテルギウスおおいぬ座シリウス、そしてこいぬ座プロキオンの3つの星。かなり明るい、都会でも見えます。ぜひこれからも見てくださいね。」

Y君「はい。」

アナウンサー「Y君、ベテルギウスは肉眼でも暗くなってきてるなって感じるくらいですか?」

Y君「はい。」

永田先生「そうです。これはもう肉眼で見た方が良いんですよ。ぜひ皆さんも…今、逆に戻りつつあるので…」

Y君「そうなんですよ。」

アナウンサー「おおー、いつもよく見てるんだ。」

永田先生「だから今のうちに、暗いベテルギウスを見といてください。」

アナウンサー「そのうち超新星爆発を起こすんじゃないかと言われていますが、これは目が離せませんね。」

永田先生「はい。(笑)ウフフ。」

アナウンサー「Y君、せっかくなので更にクイズにチャレンジしてもらおうと思いますが、大丈夫ですか?」

Y君「だいじょぶです!」

 

先生からのクイズ第2問 

 この中で存在しない、無い星座はどれでしょう?

①アリ座 ②ハエ座 ③カメレオン座

 

Y君「はい、答えは①番のアリ座です。」

永田先生「…すごい(笑)。」

福田先生「自信満々ですね。」

アナウンサー「ちなみに福田先生は。」

福田先生「全く分からなくて、ハエは空を飛ぶものだからありそうだなと思って、アリかカメレオン、どっちだろうと迷ってたんですけど、僕もY君についていきます(笑)。」

永田先生「(笑)正解は、①番のアリ座です。すごいですね~。」

アナウンサー「おお~!」

永田先生「ハエ座とカメレオン座、あまり聞かないという人も多いと思いますけれども、南半球の星座なんです。だからあまり馴染みがないと思いますけれども…」

アナウンサー「日本からは観測できないということなんですね?」

永田先生「そうなんですよ。Y君、よく知ってましたね。」

アナウンサー「しかも即答で。これは知ってたのかな?」

Y君「知ってました。」

福田先生「おお…。」

永田先生「さすが天文好きですね。」

アナウンサー「ということは、ハエ座とカメレオン座を知っていた、ということですね?」

質問者「ああ、はい。」

永田先生「素晴らしい。」

アナウンサー「ではでは、もう1問チャレンジしてみますか?」

Y君「はい!」

Y君楽しそうだなあ、それだけでこちらも楽しい。

 

先生からのクイズ第3問

 この中で、実際にはない小惑星の名前は何でしょうか?

①たこやき ②チコちゃん ③トトロ

 

Y君「ふうううん…(笑)」

永田先生「ちょっと難しいですねえ。」

アナウンサー「Y君、お答えはいかがでしょうか?」

Y君「(笑)ううーん…ちょっと難しいかなあ……えー………じゃあ、②番のチコちゃんで。」

アナウンサー「どうしてそう思いましたか?」

Y君「たこやきとかは…小惑星って形が不揃いなので、丸っこいたこ焼きに似てる形のものもあるかなって。トトロも同じようなものです。」

アナウンサー「なるほどー、シルエットがたこ焼きやトトロのような形の小惑星はありそうだから、なさそうなチコちゃんを選んでくれた、ということですね?」

Y君「はい。」

アナウンサー「福田先生は?」

福田先生「んー…そうですね、チコちゃんはちょっと新しすぎるから、登録とかどうなんだろうな。時間もかかりそうな気もするし、難しいですね。」

Y君「(笑)ハハハ」

永田先生「正解は、②番のチコちゃんでーす。すごいですね、当たりましたね。」

Y君「やったー、当たると思ってませんでした。」

永田先生「小惑星は、実は発見した人に命名権という、名前をつける権利があるんですね。面白い名前ですけど、“たこやき”という小惑星と“トトロ”という小惑星は、実はあるんです。」

Y君「おお(笑)、初めて知りました。」

永田先生「面白いよね? 私も調べてみたら、“寅さん”、“しじみ”、“東京ジャイアンツ”とか、ちょっと面白い名前の小惑星もあるんですよ。」

Y君「え!」

アナウンサー「発見者に命名権が与えられるということですか?」

永田先生「そうなんです。実は、私は発見してはいないんですけど、以前、渋谷にあった五島プラネタリウムで解説していて、五島プラネタリウムがなくなってしまった時に、上司の村松解説員が小惑星をたくさん発見されていて、解説員全員の名前を小惑星につけてくれたんです。だから私の“美絵”という名前の小惑星がありまして。」

アナウンサー「へえー! 素敵ですね。」

永田先生「みんなが離れてしまっても宇宙の中で解説員のみんなはずっと一緒に、という思いを込めてつけて頂いたんですね。」

しかもカタカナだけの表記だと思い込んでいたけど、ひらがな、カタカナ、漢字を自由に使えるんだね。驚いた。「阪神タイガース」もあるそうな。

 

アナウンサー「ということは、もしY君が望遠鏡か何かで…そもそも望遠鏡で発見できるものなんですか?」

永田先生「いろんな方法はありますけれども、もちろん肉眼では見えないものを見つけるので、望遠鏡を使って写真を撮影して、動いている小惑星…他の星座の星、恒星は同じように動くんですけど、小惑星の場合は恒星の間を縫うように動くので、そういうものを見つけて、それが新しい小惑星かどうかまでをちゃんと自分で調べて、データを揃えて写真などを撮って…と、いろいろな手続きがありますけど、確か小学生の子どもたちも発見したものがあったと思いますので、」

Y君「ええー!」

永田先生「難しいかもしれないですけど、ぜひ、チームでみんなでやっても面白いと思いますよ。」

アナウンサー「Y君どうですか、やってみたいですか?」

Y君「やってみたいですけど、ちょっと難しそうなので、やめときます。」

アナウンサー「誰か相談できる先生とかを見つけて、相談してチームを組んでやると楽しいかもしれませんね。」

永田先生「いろんなことができる時代になってますので。」

アナウンサー「まだまだ発見されてない小惑星というのは、たくさんあるわけですね?」

永田先生「もちろんです! たくさんあることは分かってますし、発見されてもまだ番号しかついていないものも多いので。」

アナウンサー「いやいやY君、お見事でした。3問とも全問大正解でした!」

Y君「ありがとうございます。でも3問目は自信がなかったんですけど、正解できて良かったです。」

アナウンサー「その理由もすごく…」

永田先生「推理力が抜群で良かったです。」

 

アナウンサー「Y君、せっかくなので天文・宇宙や天気・気象のことで、先生に聞いてみたいことありますか?」

Y君「はい。天気・気象について質問します。雲の中を通ったら痛いですか?」

福田先生「(笑)ほう…。」

アナウンサー「どうしてそう思ったのかな?」

Y君「雲は水の塊で、水が凍って氷の粒の塊になってるので、通ったら痛いかなと思ったので、質問しました。」

アナウンサー「なるほど、Y君の説明を聞いただけで痛いんじゃないかという気がしてきましたが(笑)。」

福田先生「Y君の中に答えは入ってるんですけど、雨…水の塊のところと、氷の塊の雲もあるんですよ。だから氷の塊の雲に入ると、痛いと思います。実際に氷の塊の雲に飛行機が入って、飛行機が傷付くことがあります。」

Y君「そうなんですか!」

福田先生「はい。氷の粒が固まって大きくなってくると、雹という氷の塊ができるんですけど、それがどんどん大きくなるとゴルフボールぐらいになったり、テニスボールぐらいの大きさのものが、大きな積乱雲の中に上がったり下がったりしていまして、」

Y君「ええっ。」

福田先生「そういった所に飛行機が入ってしまうと、飛行機が傷付くという…実際に報告もありますので、痛いどころではないと思いますね」

アナウンサー「ケガしちゃいますね。」

福田先生「あともう1つ、そういった雲に入っていくと、一瞬でY君が凍りついてしまうこともあります。」

Y君「ああああ…。」

福田先生「なぜかというと、雲の中の水や氷粒というのは…」

Y君「露点温度が低い?」

福田先生「そうです、よく知ってますね。露点温度が低いので、本来は凍るはずだけど凍らないでいる氷の粒があります。ですから、そこに何かきっかけとなるもの…飛行機だったり、小さな様々な粒子が入ってくると、急に凍ります。過冷却と言いますけど、飛行機が冷やされすぎている雲に急に入っていくと、凍ってしまって墜落してしまったり、危険な状態になることがあるので、そういった飛行は絶対に避けなければいけないと言われています。」

Y君「ああああ~…そうなんですか。」

アナウンサー「どうですか、分かりましたか?」

Y君「はい、分かりました。」

アナウンサー「今日は先生からのクイズに参加してみて、いかがでしたか?」

Y君「とっても楽しかったです。」

アナウンサー「私たちも楽しかったです。将来の夢は何かあるのかな?」

Y君「まだ特には決めてないですけど、自分的にはコンピューター関係の仕事などに入りたいです。」

永田先生「今、コンピュータを使って宇宙を解き明かす時代になってますからねえ。」

福田先生「宇宙も良いですけど気象の方に、ぜひ来て頂きたいなと思いますね(笑)。気象でもコンピュータを使って天気予報してますからね。」

永田先生「(笑)Y君、天文、気象、どちらからも引っ張りだこですよ。」

アナウンサー「Y君、今日はどうもありがとうございました。」

Y君「ありがとうございました!」

理数系が強そうなY君、4月で中学生になったけど元気かな? 

 

Q7 なんで雨がふって、雨がやんで、晴れた

  ら虹がでるんですか?(6才男子)

 

アナウンサー「○○君は虹を見たことがありますか?」

質問者「はい。」

アナウンサー「どうでした?」

質問者「きれいだった。」

福田先生「どこで見た虹がきれいでした?」

質問者「ハワイ。」

福田先生「おおお……ハワイですか。先生はハワイで虹を見たことないですけど、ハワイは虹がきれいだって聞いたこともあります。

どうして雨が降って晴れると虹が出るのかを聞きたいんですね?」

質問者「うん。」

福田先生「これは、虹が出るためには、雨と太陽が必要だからなんです。」

質問者「うん…。」

福田先生「虹というのは、雨粒などに太陽の光が反射してできます。…ここまでは大丈夫かな? 分かるかな?」

質問者「ううん。」

アナウンサー「反射というのは、光が粒に当たって跳ね返るということですかね?」

福田先生「正確には間を通るんですけど。雨の粒の中に太陽の光が通ると、色がいろんな色に分かれるんです。そういう仕組みがあって、だから虹は雨上がりによく見えると言われています。」

質問者「うん。」

福田先生「その色ですけど、虹は7色の帯になって見えることになるんですけど、じゃあ、雨上がりのどこに行けば虹が見えるのか、ということを教えたいと思います。」

質問者「うん…。」

福田先生「雨が上がった時に、まず太陽が出ているかどうかを確認して…探してください。太陽が出てたら、太陽に背を向けて。太陽と反対側の方を向いてください。」

質問者「うん。」

福田先生「反対側を向いて、雨がやんですぐの所がないかなって探してください。虹はそういった所で発見しやすいです。

実は、今日とか明日、急に雨がザッと降って止むことが、東京も含めてけっこうあると言われてます。先生はそういう時は虹が出るチャンスだと思って、虹を探します。○○君も、もし雨が止んだら、太陽を背にして虹が出てないかなって探してみてください。」

質問者「うん。」

福田先生「ハワイで見た虹がきれいだったということですけど、ハワイって暖かいじゃないですか?」

質問者「うん。」

福田先生「暑いぐらいだと思いますけど、日本でも今の季節よりも、どちらかというと夏、暑い時期の方がきれいな虹が見えることが多いと言われています。それは雨が急にザーッと降って止むこと…にわか雨という言い方をしますけど、そういったことがたくさん起こるからなんですね。」

質問者「うん。」

アナウンサー「雨が降って晴れると、どうして虹が出るのかという質問に対しては、雨粒の中に太陽の光が…」

福田先生「入って、それが反射をして、7色に分かれるから。」

アナウンサー「ということなんですね。で、太陽を背中にして雨が止んだ方向を見ると、虹が見えることがよくあるということですね。○○君、分かりましたか? 雨粒の中を太陽の光が通ることで虹色になるんですって。」

質問者「うん。」

アナウンサー「夏に多く見られるということだから、これからきれいな虹を探してみてくださいね。」

質問者「はーい。」

アナウンサー「今日はどうもありがとうね。」

質問者「うん。」

アナウンサー「さよならー。」

質問者「しゃよにゃら~。」

 

Q8 なぜ月にはウサギがいるんですか? ま

  た、なぜ月のウサギは餅をついているん

  ですか?(小1女子)

 

アナウンサー「そうだよねえ、そう思いますよね。○○さんは月の中にウサギさんがいるのを見たことがありますか?」

質問者「去年、お月見の時に月を見たら、ウサギみたいなのが見えたから。」

アナウンサー「満月の中にウサギさんがいました?」

質問者「はい。」

アナウンサー「お餅をついてるような格好に見えたかな?」

質問者「はい。」

永田先生「私もお月様がだーい好きで、よく見つけて、中にウサギさんいるかなって見るんですけれども、○○ちゃんが見てくれたように、お月様の模様がウサギに見えるということで、昔の人は月にウサギがいるんじゃないかと思ったんですね。

○○ちゃん、お月様を見た時に、ウサギさんに見えていた所は何色っぽく見えた?」

質問者「ちょっと黒っぽいような…」

永田先生「そうだよね。ウサギさんの模様の所は、ちょっと黒っぽく見えてるんだよね。これは月の海と呼ばれる所なんです。お月様はお水があるわけじゃないんだけど、昔の人は“海”という名前をつけたんですね。そこは玄武岩という、ちょっと黒っぽい石が多い所なんですよ。」

質問者「へえ…。」

永田先生「お月様の模様をよーく見ると、確かにお耳が見えたり、ウサギさんが杵を持って臼の中のお餅をついてるような感じに見えるんです。きっと○○ちゃんもそうやって見えたんだよね?」

質問者「はい。」

永田先生「昔の人は見た感じで、お月様にウサギの模様が見えるから、“お月様にウサギさんがいるんじゃないかな、そう言えばよく見るとお餅をついてるように見えるな”ということで、お月様にはひょっとして、お餅をついているウサギさんが住んでるんじゃないかな、と思ったのかもしれません。」

質問者「はい。」

永田先生「お月様にウサギがいるという物語もけっこういろいろ伝えられてるんですね。だから昔の人は、お話を通しても“お月様にはウサギさんがいるんじゃないかな”って思ったみたいです。

この月の模様は、日本ではウサギさんがお餅をついてるように見立てているんですけれども、○○ちゃん、お月様って、実はいつも私たちに同じ面、ウサギさんの模様が見えてる面を見せているのは知ってる?」

質問者「知らない。」

永田先生「実はお月様の模様は、半月になっても、三日月みたいに細くなっても、まん丸の満月になっても、いつも同じ面を見せてます。なので、満月でウサギさんがお餅をついてるように見える模様、あの一部分が半月で見えたり三日月で見えたりしているだけで、いつも満月の時に見えるウサギの模様なんですね。

なので、実は世界中で、“お月様はこんなふうに見えるよ”っていういろいろな見立てがあるんです。例えば、ワニみたいに見えるとか、ロバみたいに見えるとか、中国ではヒキガエルのように見えるとか。あと、女の人が本を読んでる姿に見えるとか、女の人の横顔に見えるとか、いろいろな見立てがあるんです。

今言ってるだけだと“そうなの?”と思われるかもしれないですけれども、図鑑とかを見ると載ってるので、どんなふうに見えるのかを、ぜひ調べてもらえたらいいなと思うんですね。」

質問者「はい。」

永田先生「最近よく小学生の皆さんには、“クワガタに見える”って言われます。」

福田先生「ふううん…」

永田先生「確かにクワガタによく似てるなと思うんですね。クワガタに似てると言う人が多くなればなるほど、これから先、お月様にはクワガタがいるんじゃないかと言われる日が、ひょっとしたら来るかもしれませんね。」

質問者「はい。」

永田先生「○○ちゃんのお家に双眼鏡はあるかな?」

質問者「あります。」

永田先生「やった! 双眼鏡でいいので、まん丸のお月様、満月の日にお月様を覗いて、その黒っぽい模様をスケッチしてみてください。お家のベランダや窓から見ることができますので、スケッチしてみて、その形がどんな形なのかなって、ぜひ○○ちゃんなりのお月様の模様を考えてみてください。」

質問者「やってみます。」

アナウンサー「やってみて、どんな形になって、何に見えるのか、ぜひ教えてくださいね。」

質問者「はい。」

アナウンサー「月の表面にある“月の海”と呼ばれる平らな部分、そこが黒っぽく見えるということですね。」

永田先生「そうなんです。昔、隕石がぶつかって、月の下の方から溶岩が流れ出して、マグマが出て、それが月のクレーターを作ったりしているんですけど、そういったものが月にはいっぱいありますからね。」

アナウンサー「○○さん、今日は良い質問をどうもありがとうね。」

質問者「ありがとうございました。」

 

Q9 空の色はどうして雨の時は青色で、また

  晴れの時は水色や白などに変わるのです

  か?(小2女子)

 

アナウンサー「今日の福岡は何色の空ですか?」

質問者「晴れた水色の空です。」

アナウンサー「きれいな水色なのね?」

質問者「はい。」

福田先生「天気によって空の色が変わるのが気になるんですね。よく聞き取れなかったんですけど、雨の時は何色って言いました?」

質問者「青色です。」

福田先生「青ですか。」

アナウンサー「濃い青ってことかな?」

質問者「はい。」

福田先生「すごい濃い青色なのに、晴れてると水色とか白ということですね。」

質問者「はい。」

福田先生「雨が降る時というのは、空に何がありますか?」

質問者「空に? 雨がある。」

福田先生「雨は雲から降ってくるんですけど、青色の空をしていた時、お空に雲はありましたか?」

質問者「ありませんでした。」

福田先生「雲がないのに、そこから雨が降ってきた…」

質問者「いや、雲がある。」

福田先生「なるほど。その雲の色が、濃い青色だったということですかね?」

質問者「はい。」

福田先生「分かりました。○○さんとしては雨の日でも、水色とか白の色でもいいんじゃないかなと思ったんですか?」

質問者「はい。」

福田先生「そうですね。先生も水色の空から雨が降ってくるのも素敵だなと思うんですけど、でもそれがなかなか起こらないのは何でか、ということを説明しますね。」

質問者「はい。」

福田先生「さっき○○さんが言ってくれたように、雨が降る時というのは、雲が空にあります。太陽はその上にあるので、雲が太陽を遮ります。この時に何が起こるかというと、雲の中には小さな雨の粒々があります。太陽の光は、その小さな雨の粒々に当たると、いろんな方向に飛び散ってしまって、光が弱くなるという特徴があります。雲が厚ければ厚いほど、雨を降らせる雲であればあるほど、粒々がたくさんありますので、雨が降るような雲の時は、太陽の光がなかなか届かずに、暗ーい青とか、灰色の空になってしまいます。」

質問者「はい。」

福田先生「反対に晴れている時は水色ですよね? これはなぜかというと、さっき虹の話があったんですけど、○○さんはこの番組をずっと聞いててくださいました?」

質問者「はい。」

福田先生「前のお友だちが虹の質問をしましたけど、虹は7色に分かれますよね?」

質問者「はい。」

福田先生「実は○○さんが見ている空の光にも、白っぽく見えてもいろんな色が混ざってるんです。実は赤があったり水色があったりオレンジがあったり黄色があったり、いろんな色が混ざってるんですけど、それが一緒になっているので、白だったり他の色が分からなくなったりしてしまいます。」

質問者「はい。」

福田先生「ただ、その色によって、人間の目まで…地上まで届きやすい色とそうじゃない色があって、青色は意外に届きにくいんです。お空の時にいろんな方向に散らばってしまって、その結果お空が青く見えるということになります。」

質問者「はい。」

福田先生「まとめますと、雨が降る時は雲が太陽の光を遮ってしまうので暗い色、暗い青色になりますし、晴れてる時は遮るものがありません。ただし、青い光は他の色に比べて届く力がちょっと短いので、空気の中で飛び散ってしまって青い色に変わる、ということになります。」

質問者「はい。」

アナウンサー「どうですか、分かりましたか?」

質問者「はい。」

アナウンサー「晴れてる時は、地上まで届かない、空の上で散らばっている青い光が目に入ってきて空が青く見えるということですね。」

福田先生「反対に雨の日でも、空が晴れていても、他の所で降った雨が風で流されてきて…天気雨と言いますけど…」

アナウンサー「ありますね、青空でも降る雨。」

福田先生「青空でも雨が降ることがあるので、○○さん、ぜひ、そういった天気が来ることを期待してください。」

質問者「はい。」

アナウンサー「○○さんは何色の空が好きですか?」

質問者「水色です。」

福田先生「ああ、晴れた空ですね。」

アナウンサー「今日みたいな気持ちの良い天気が好きなんですね。今は外にはなかなか出られない状況なのかな、学校もお休みですか?」

質問者「はい。」

アナウンサー「どんなふうに過ごしてますか?」

質問者「家でお姉ちゃんと一緒に遊んだりしてます。」

アナウンサー「そっか。でも窓を開けて空を眺めたり、外の空気を吸ったりすると気持ち良いかもしれませんね。」

質問者「はい。」

 

質問終わり~先生方から感想

永田先生「今日は元気な子どもたちが多くて、皆さんの元気な声に、私もたくさん元気をもらった感じがしました。お家にいることが多いと思いますけれども、今、この時間を大切にしながら、空を見上げたり星を見たり、いろんなことを考えたり本を読んだり、今までなかなかできなかったことをやってみてください。」

アナウンサー「今日は土星の輪がいつかなくなってしまうかも、というお話もありましたので、まずは見てみたいなという気持ちになりましたね。」

永田先生「明け方なんです。今、木星土星と火星が明け方の空に見えていまして、すごくきれいに並ぶので、それも早起きをして見てくださいね。」

 

福田先生「今日は雨とか虹に関する質問が多かったなあと思いました。これはもしかしたら、今年が暖冬だったからじゃないかとも考えて、冬ですと太平洋側などは雨が少ないんですけど、ふだんより雨が多いので、冬場だけど雨が気になったのかなって考えたり。

あとはハワイの虹は僕も見てみたいので、それは本当にうらやましいと思いましたね。」

アナウンサー「素敵ですよね。それから桜も、今年は観測史上いちばん早いという…」

福田先生「東京は昨日開花の発表がありましたね。」

アナウンサー「これから各地で咲き誇ると思います。ちょっと外に出て、でも人混みは避けて、桜をぜひ楽しんでもらいたいですね。」

福田先生「来週から続々と開花の発表があるかと思いますので、季節の変化も楽しんでいただきたいですね。」

永田先生「渋谷にも、実は宇宙桜というものを持ってきて、もうすぐ開花するかどうかをみんなで見守っているんですよ。」

福田先生「宇宙桜!」

永田先生「若田宇宙飛行士が宇宙に持って行った桜の種を地上に蒔いて、それがどんどん育った桜なんですよ。」

 

アナウンサー「それから、私がこの番組を担当するのは今日で最後になりました。大好きな番組なので寂しいですが、1年でしたけれども、日本が誇る回答者の先生方、そしてラジオの前の好奇心いっぱいのお友だちと同じ時間を過ごすことができて、本当に幸せでした。ありがとうございました。」

知識不足でずっとアナウンサーとして文字起こししてましたけど、キャスターだったんですね。ごめんなさい。恐竜のミニ図鑑を手元に置いてたり、化石が埋め込まれた石をデパートまで見に行ったりして勉強されていたのに残念です。