あせらず、さわがず

アラフィフおばさんが脈絡なく書いてるブログ~あとは野となれ山となれ

子ども科学電話相談7/14 とりとめのない感想

今週は夏休みの前に自由研究をテーマに放送。もう今週末から夏休みに入るんだなぁ。

そして今週も先生方がいらしてた。

昆虫の清水聡司先生、植物の塚谷裕一先生、科学の藤田貢崇先生。

先生方が小学生の頃の夏休みの過ごし方
清水先生「何してましたかねぇ? 毎日ダラダラダラダラ…よく網を持って畑の中を駆け回ってましたけど。」
塚谷先生「元々昆虫少年で、初期の頃は虫を集めて、後半から植物に転向したので、まぁ宗旨換えしました。」
藤田先生「弟が昆虫好きで、一緒に捕りに行って、私はメダカが好きで一生懸命飼ってました。」
皆さん虫取りはされていたけど、お答えのしかたにずいぶん個性が出るものだ。

何と子どもがスタジオに来ていた。今年取り組む自由研究の相談をするとのこと。

自由研究の相談① 小5男子
カゼインプラスチックの研究をしようと思っています。牛乳からプラスチックを作ってみましたがうまくいきません。どうやったらストローに近いものができるか、アドバイスを頂けると嬉しいです。」

カゼインプラスチック…?初めて聞いた。牛乳や豆乳でプラスチックを作ろうとしてて、試作品の数々を持ってきたようで、アナウンサーが「クッキーのような…」と実況。
藤田先生「たくさん、しかもきれいに作ってて、思わず食べたくなってしまうような(笑)。型に入れて作ってくれたんですね。」
アナウンサー「牛乳はどんなもので作りましたか?」
質問者「無脂肪牛乳、低脂肪牛乳、成分無調整牛乳、特濃牛乳、あと調製豆乳、無調整豆乳、濃い豆乳と、アーモンド飲料砂糖入りとアーモンド飲料砂糖不使用をやりました。」……すごいなぁ!この子の家の冷蔵庫内が牛乳パックや豆乳パックだらけになってるのかと思うと…(飲みきりサイズかもしれないけど)。
藤田先生「○○君はどういうことに興味を持ったのかな?」
質問者「家族と食事でお店に行った時、ジュースのストローが紙のストローでした。最初は普通のストローと同じ感じでしたが、少し経つと口をつける部分がフニャフニャして飲みづらくなりました。なので、今問題になっているプラスチックストローと同じ強さのストローができないか、そして自然に優しいストローが身近な物でできないかと思って、今年の自由研究のテーマにしました。」
藤田先生「環境に配慮した素材ということですね。質問はどんなことがあるのかな?」
質問者「どうしてレモン汁を入れると、牛乳や豆乳が液体と固体に分かれるのですか?」
藤田先生「たんぱく質って○○君は聞いたことありますか?(質問者「はい」) 牛乳とか豆乳の中にはたんぱく質が入ってるんですけど、たんぱく質は酸をかけると固まってしまうんです。レモン汁の他にも酸は色々ありますけど、そういうものを入れると固まるんですね。…質問はどうして液体と固体に分かれるのかでしたね。牛乳の中に溶けているたんぱく質がギュッと固まってしまうんですね、それで目に見える形になってくるということです。」
アナウンサー「そうか、牛乳と酸というと、チーズを作るという…家庭で(笑)」
藤田先生「○○君はまさに、チーズを作るプロセスを途中までやってるんです。それを食べるためであればその工夫をしますし、固めるだけであれば今目の前にあるような形になるんですね。」
アナウンサー「うまく固めるってどうしたの?水分を取ったの?」
質問者「はい、キッチンペーパーみたいなものに鍋から入れて水分を絞って固めました。」
アナウンサー「そうなんだ。いろいろできてるけど
自由研究としては課題もまだある訳ね?それはどういうこと?」
質問者「今、成分無調整牛乳が強度が強くてカビも比較的少ないことが分かっているんですが、それで、カゼインプラスチックストローにいちばん向いているのはどれなのか。」
藤田先生「やはり軟らかいとストローにはなかなかできないですよね。ストローってけっこう細長いから、作るためにはけっこう大変な技術が要ると思います。まず手始めに、短めのマカロニを作るような感じで、しっかりしたバイオプラスチックを作っていけばいいと思います。それを少しずつ長くするにはどんな型を取ったらいいかとか、工夫を重ねていけば、少しずつ長く細くなっていくんじゃないかと思います。
それから一つ、牛乳にはカゼインが入っているからカゼインプラスチックって言うんですけど、豆乳にはカゼインとは別のたんぱく質が入っているので、呼び方が違います。でも両方ともバイオプラスチックっていう、○○君が言ってくれた、環境に配慮した素材、やがて自然に戻っていくものです。ただ固まっている成分が牛乳と豆乳では違うんです。そういうところも調べてみたらいいですね。」
素材の違いも自由研究の視野に入れるようアドバイス

藤田先生「それから、最終的にストローを作るためにどんなふうに固めるかというところ、1つはギュッと思い切り絞る。私の予想ですけど、水分があると脆くなるんじゃないかと思います。たんぱく質どうしがしっかり結びつけばより硬いプラスチックになっていくから、まず水を抜いてみるのを、しっかり電子レンジにかけるというのをやってみたらどうでしょうか。」
アナウンサー「○○君もたくさん実験しているけど、見込みがありそうなのはどれ?」
質問者「無調整牛乳がいいと思います。強度が強いんです。」
藤田先生「強度はどうやって調べたんですか? ○○君の手元に詳しいファイルがありまして、めくってくれてますが」⇦めくってる音がする。ちゃんと調べてるんだな。
質問者「内径2ミリメートルの注射器で作った棒状のバイオプラスチックに、金魚すくいでもらう袋を括り付けたんです。袋は約2グラムで、1円玉が1グラムなので、それを入れて…」
藤田先生「量ったんですね。すごいですね。数字をきちんと出して比べてみるやり方は、とても大切ですね。」
夏休みはまだなのに、既に何種類も試作品を作って強度を調べて…すごいなぁ!
アナウンサー「じゃ、この無調整牛乳を使いながら、いかに水分を抜くか、だんだん、やがてストローに近づけるっていうのを、やってみる?」
質問者「はい。」
交通情報の時間が迫ってて、アナウンサーが研究の方向性をまとめるような話し方になっちゃったかな。

続いて、今度は小3女子と小2男子の2人がスタジオに。
2人「こんにちはー」⇦かわいい。
アナウンサー「どうですか?○○ちゃん、緊張してる?」
小3女子「ちょっと緊張してる」⇦声で分かるね。
アナウンサー「ちょっと緊張してるね。先生みんな優しいから大丈夫ですよ。(笑) □□君はどうですか?」
小2男子「いや別に…あの、じゅんびまんまんです。」⇦準備万端&やる気満々か?カッコいいな!
先生方「笑笑」
アナウンサー「じゅんびまんまん! じゃ、□□君からいきましょうか。」

自由研究の相談② じゅんびまんまん小2男子
「2年生になってから虫の図鑑を作ってるので、それを完成させたいと思っています。」

2年生になってから…そりゃ「じゅんびまんまん」だろうな。手作りのマイ図鑑とはガチ勢の雰囲気。作ってる最中の図鑑を持ってきたそうで、清水先生に見てもらう。
清水先生「……ラジオやのに黙っちゃうわ。」⇦スタジオ爆笑。一生懸命作ってる図鑑だもの、専門家としてはちゃんと見たいよね。
アナウンサー「見入ってしまうという…全部自分で描いたのね?」
清水先生「すごい、絵がついてるんやね。ジャコウアゲハ…ちゃんと採った(撮った?)日付も書いてるよね。フゥーン…色も塗ってないのもあるけど…」
質問者「分かる虫は矢印で何色って書いて、分かりにくい虫は色を塗った。」⇦この基準はよく分からぬ。
アナウンサー「2年生になってから、ずいぶんたくさん虫を観察したのね。」
質問者「31~32ページある」
アナウンサー「これはどこで捕まえたりしたの?」
質問者「キャンプとか、近くの荒川土手に虫がいっぱいいるから、そこで捕まえて書いてます。」
アナウンサー「ずいぶんいっぱいいるけど、これでまだ完成じゃないんだ?」
質問者「完成じゃない。だいたい50ページぐらい、あと20~30ページある。」
清水先生「この1冊を完成させるのが目標なんやね。楽しみやねぇ、いろいろ観察しなきゃいけないよね。これは(虫を)持って帰って、お家で書いてる? その場ではしてないんやね。」
質問者「でも、学校で捕まえてその場で書いたことは1回ある。」
アナウンサー「へぇ、すごいなぁ。東京でも虫がそんなにいるんですね。」
清水先生「僕も東京の足立区生物園ていう所で仕事させてもらってましたけど、意外と都市部の公園にも虫がいるんですよね。1種類ずつ少なかったりとか微妙な部分はありますけど、東京も意外と種類数も多いですよ。」
アナウンサー「□□君はあと20ページぐらい埋めたいと。そのためにどんなことを先生に聞きたいの?」
質問者「虫がたくさんいる所と、あと、何の虫でもいいんだけど捕まりやすいトラップを教えてもらいたい。」
清水先生「キャンプはどこ行ったん?」
質問者「富士山のふもととか…ムネアカオオアリとか初めて見て、大きくてビックリした。」
清水先生「そうやなぁ、いい所行ったね。ちょっと場所変えるだけでいろんな虫を見れるんで…」
質問者「あと、清里の近くに行ってミヤマクワガタのメスとかオケラとか、たくさん見た。」
清水先生「すごいねぇ!基本はできてる訳や。ま、ラジオで皆に伝わるので、おじさんたちは具体的な場所は言えないんですけど…荒川の土手ぐらいはいいか。今は荒川土手で観察してるやんか。で、春に観察、夏に観察、秋に観察すると虫が変わってくると思う。同じ場所に何度も行くのもひとつ(の方法)。チョウひとつでも種類が変わるし、バッタも成長過程が見れるでしょ? あと東京にもお山があるよね? そういう所にお家の人に頼んで連れてってもらったらいいかなと思います。平地にいる虫、山にいる虫が全然違うのもキャンプで実感してると思うので、少し環境を変えてみる。ただ、お家の周りも意外といるのでそこも探したらいいと思う。
あと、トラップやね。どういうものを…」
質問者「知ってるのはバナナトラップとか蜂蜜トラップで、カナブンとかが集まって、他にもあると思う。」
清水先生「おじさんたちがよく使うのは、バナナを潰して焼酎で…アルコールで発酵させる。何でそれで虫が寄ってくるか知ってる?」
質問者「え…におい。」
清水先生「そうやね、アルコールのにおい、発酵すると乳酸のにおい、お酢のにおい。そういう成分に虫が反応するのね。それに、“何でもいい”と言ったのは素晴らしい。いろんな虫を捕りたいなら、これも有名だけど、地面にコップを埋めとくの。」
質問者「あ、それはオサムシで…この前のキャンプでやったけど逃がしちゃって、まだ図鑑に書いてない。」
清水先生「オサムシ、ゴミムシ、アリさんも、主に歩行性の虫が入る。あとはピットホールトラップ。落とし穴トラップ。中にエサを入れとくの。おじさんたちが糞虫、ウンコを食べる虫を捕る時は…」
質問者「シデムシとか?」
清水先生「そうやね、死骸とかお肉とか、エサを変えるとそういうのも捕れるし、あと、ペットボトル改良したようなトラップは使ったことある?」
質問者「え…?バナナトラップで、ペットボトルを切ったやつにバナナを潰したのを入れて、コクワガタの中くらいを捕まえたことはある。」
アナウンサー「(笑)すごいなぁ。」
清水先生「それじゃ、その中身を変えてみる。それから、楽チンなのはライトトラップ。」
質問者「あー、白い布をライトで照らしてクワガタとかカナブンとか…」⇦先生が提案するものはみんな知ってるし、けっこう実行済み。その上で質問するって、やっぱりガチ勢かも。
清水先生「それも場所を変えてやってみるの。植物の種類によって発生する生き物が違うでしょ? 杉林、雑木林、東京の少し外れでやってみるとか、街中のお家の明かりとか、街灯とか、あと自動販売機はおじさんたちもよく見て回ったりする。
□□君たちが好きそうな虫は、暖かい夜、虫が動きやすい時を狙うのもポイントです。ライトトラップの場合、お月様が煌々と照ってると集まりにくいんで…」
質問者「満月の夜とか、森のてっぺんで…」
清水先生「いろいろ方法があるんで試してみて下さい。」
アナウンサー「昆虫談義が尽きないようですが…(笑)」
清水先生「いやぁ、キリがないと思います。僕もどんどんお話したいですね。」
アナウンサー「□□君は大きくなったら、やっぱり昆虫博士になりたいの?」
質問者「虫博士になりたい。友達も同じ夢だから、同じ中学校に行って…」
アナウンサー「虫友達がいるんだ?」
清水先生「いいなぁ…」⇦感情こもってます。
アナウンサー「(昆虫図鑑が)完成したらぜひ見せてね。」
やっぱりガチ勢だった。清水先生もリラックスしてるのか、関西弁けっこう出て、楽しそうに話してたな。

自由研究の相談③ ちょっと緊張の小3女子
「段ボールを使ってクレーンゲーム機を作り…たい…です。」⇦やっぱり緊張してる。さっきまでの男子たちみたいになかなか言葉を言い切れない。
アナウンサー「クレーンゲームって、アームを伸ばしてお菓子とかぬいぐるみとかをガバッと取る…捕まえるあれよね? 自分で作るの?」
質問者「掴むんじゃなくて、磁石で…。」
アナウンサー「ああ、磁石で釣り上げようと思ってるんだ? それを夏休みに作ってみようと。すごいね。このジャンルは藤田先生ですね。それで、今はどんな段階なの?」
質問者「今はまだ……中に入れる景品と、クレーンのところしか出来てない…。」
アナウンサー「そうなんだ、頭の中でこうしようかなって考えてるところ?」
質問者「今、設計図…」
アナウンサー「設計図! あ、藤田先生、設計図が…○○ちゃん、ちょっと見せてね。」
藤田先生「ああ…すごい。」
アナウンサー「磁石で釣り上げるんだ。それで上下に動かすハンドルもあって…。今、これで難しいって思ってるところはある?」
質問者「難しいって思ってるところは、アーム側の磁石と商品の方の磁石を離す時と、景品口にどうやって落とせばいいか…」
アナウンサー「あぁ、釣り上げた後に離して落とさないと…確かに難しいね。藤田先生、何かいい方法は…」
藤田先生「○○さんがこうしたいというのがとてもよく分かる設計図ですね。これこそが自由研究の本当の中身だと思うんですけど、どうしたらうまくいくだろうかっていうのを、自分でいろいろ手作りしていく。その過程でこれだと失敗、これだとうまくいくというのが分かってきますよね。試行錯誤と言いますけど、それを一生懸命やってくれたら、とてもいいと思います。」⇦質問者の状況をプラスに評価してくれる。自分が言われたら泣きそう。
藤田先生「確かに、磁石はくっついちゃうとそう簡単には、引っ張らないと離れないですよね。自由研究なので答えを言っちゃうと面白くないので(笑)……。簡単に離れる方法、何かないですかね?」
質問者「……それよりもっと前にも…設計図を…」
アナウンサー「設計図がもう1枚出てきた。」
藤田先生「進化版がありました。(進化版を見ながら)あぁ~……」
質問者「それで、景品口に来た時にアームの所に…両方に穴を開けて、そこに磁石を通して……それを落とせるかなって…」
先生と質問者とアナウンサーでのやりとりが続いて、聞いてるだけではなかなか要領を得ないけど、質問者が景品を入れるカプセルと磁石を持ってて一生懸命説明する。自分の頭の中のイメージを他人に分かるように伝えるのって、確かに難しい。

藤田先生「ラジオを聞いてるお友だちのイメージとしては、クレーンに付いてる磁石よりも景品のカプセルに付いてる磁石の方を大きくしていて、クレーンに付いてる磁石だけが通れる通路でカプセルが通れなくて落ちると。いいですね。それもいい方法ですね。
じゃ、○○さんが案を1つ出してくれて、僕も案が1個あるんですよ。ラップの芯とかの細長い筒の下に、厚紙を貼り付けるんです。その(筒の)中にアーム側の磁石を…今○○さんが作っているものを入れる。で、(カプセルに)くっつけたら、この厚紙が下に来るようにして、釣り上げる時に糸だけを引っ張れば、カプセルが離れますよね。(磁石どうしの)間に仕切りを入れておけばより離れやすくなる、という方法もありますけど、○○さんの方法もシンプルでいいですよね。穴の大きさとかもいろいろ試したらいいと思いますね。
○○さんは今小学校3年生なので、磁石と電流はまだ学校でそんなに学んでいないけど、中学生の聞いてる人がいたら、電磁石というのがあります。電気が流れてる時だけ磁石になるという性質を持った物があるので、それをうまく使ってクレーンゲーム機を作れるかもしれないですね。
バージョンアップした設計図があったとは気がつきませんでした。」
最初から答えは言わないけど、質問者本人の案があったから先生もヒントを出した。優しい。
アナウンサー「何となく出来そうな感じも漂ってきましたね。これ全部○○さんが考えたの?すごい。先生のヒントも考えて、○○さんが考えた方でもいけそうですので、頑張ってみて下さい。
ちなみに、○○さんは大きくなったら何になりたいの?」
質問者「大きくなったら……競馬のジョッキーになりたい。」
スタジオ内は驚きとどよめき!
アナウンサー「それはどうして?」
質問者「馬がかわいいから。馬の上に乗りたいから。」
アナウンサー「もう乗ったことあるの?」
質問者「小さい頃、お姉ちゃんが行ってた所でサラブレッドに乗ったことがある。」
藤田先生「ごきょうだいが上にいらっしゃるんですか?」
質問者「お姉ちゃんとお兄ちゃんが。」
藤田先生「お兄ちゃんは何年生ですか?」
質問者「お兄ちゃんは大学2年…」
藤田先生「あっ、そしたらね…自分の研究だけど(笑)、電磁石をちょっと手伝ってもらったら、多分すごいの(クレーンゲーム機)できるよ?」
他の先生方&アナウンサー「笑笑笑」「それは……アドバイスとしてどうなのか…」
藤田先生「お兄さんに“電磁石教えて”って言ったら、きっとやってくれますよ。」
質問者「……はい。」
急に上のきょうだいに関心を持たれたと思ったら…。大人の解決方法を提示する藤田先生。試行錯誤を推奨してたのに。ま、お兄さんが物理に強いとは限らないけど、身近な人に協力を仰ぐのは間違いじゃない。それにしてもクレーンゲーム機を段ボールで作るなんて、磁石以外の工作部分も難しそう。

自由研究のコーナーは10時台で終わっちゃったんだよな。過去に取り組んだ自由研究の募集もしてたけど、反響が少なかったのだろうか。でも、やる気のある小学生が3人も来て、目の前の先生方に相談してたのは聞き応えあった。


11時台は「一学期の振り返り」。これまでの質問とやりとりの振り返り。10時台に出番のなかった植物の塚谷先生への質問から。

一学期の振り返り① 4/30放送
「学校に森があって、毎年秋になると葉っぱが赤や黄色に紅葉するんですね。紅葉した葉っぱは青や紫色にならないんですか?」(小3男子)

塚谷先生「とってもいい質問だと思うんですけど、誰も答えられないと思います(笑)。」後ろで笑ったのはアナウンサーか天文・宇宙担当の本間先生か。両方っぽい。
塚谷先生「まず、紅葉する時に赤や黄色になるのはどうしてかというのも、何を聞くかによって答えられたり答えられなかったりする。ふだんから葉っぱには緑と黄色の色素が両方入ってるんです。なので、秋になって葉っぱが要らないから散らさなくちゃって、いろんなものを回収するんですけど、その時に緑の色を真っ先に壊すので、裏に入ってる黄色が見えてくる。黄色になるのは簡単に理解できるんです。赤くなるのは、その時になぜか赤い色を作っちゃう。
葉っぱって、木にとって体の大部分を占めてるじゃないですか? なので、冬に休眠する時に栄養分を体に回収しなくちゃいけない、葉っぱの緑色の所にはたんぱく質がたくさん入ってて勿体ないから、まず緑色を壊す。あと葉っぱって、光合成で糖分を作る場所なんだけど、冬になって店仕舞いするので、葉っぱで作った糖分も体に回収するんだけど、葉っぱにどうしても糖分が溜まっちゃう。溜まってくると半ば自動的に赤色を作っちゃう仕組みもあるんです。それで赤くなるという説明もされてます。
今度はどうして青や紫色にならないのかという質問ですけど、花の色で紫とか青とかあるじゃないですか、でも割と珍しくないですか?」
質問者「確かに、青は少ない方かも。」
塚谷先生「朝顔とか紫陽花の青い花って珍しいから皆が喜ぶんですけど、青い色は作るのが難しいんです。基本的には赤い色と同じような物質を使って青を作ってるんですけど、ちょっと間違えると赤とか紫になっちゃう。すごく正確に作らないと植物の体の中で青い色にならないんです。朝顔青い花も、朝は青いけど午後になるとだんだん赤っぽくならない? 萎む時に紫色になっちゃうでしょ? 青い色を青いままとっておくのが大変なので、花を店仕舞いする、どうでもいい時になると精密な制御がなくなるから赤とか紫になっちゃうんです。そのくらい青を作るのは難しい。(質問者「なるほど~」)
だから、紅葉してこれから店仕舞いする、後片付けしてる時にそういう難しい色を作るのが大変だから、青や紫色にならないんじゃないか…というのが答えです。」
塚谷先生「紅葉では見ないけど、新芽の時、ちょうど今見てると、紫色の新芽は割とあると思うんです。」
質問者「あぁ見たことある。」
塚谷先生「紫は、赤からちょっと変えればいいだけなので、作ろうと思えば作れる。新芽は葉っぱが大事な時期だから、わざわざ作ってもいいかと思うけど、ただその理由も2通りの説が対立してて、まだ決着がついてない。
1つは、これから陽射しが強くなるけど葉っぱがまだ幼くて柔らかくてデリケートで、そこに陽がガンガン当たると傷んじゃうので、フィルターとして赤や紫の色をつけるという説。それと、柔らかくて食べられやすい時期なので、赤や紫で食べにくくしているという説。どっちもお互いが間違ってると主張して決着がついてない(笑)。」
アナウンサー「偉い先生たちが、“こっちの方が正しいんじゃないか”ってお話しをしてるところなんだって。○○さんはどう思いましたか?」
質問者「うーん、……両方正しいような気がする。」
大人の対応だなぁ。先生方も笑ってらっしゃる。
塚谷先生「(笑)そうだね、お互いケンカしないで両方正しいかもしれないですね。」

こんなやりとりを振り返って
塚谷先生「誰も答えられないことに気づいて、何でだろうと思うのが科学の出発点なので、そこに気づいてくれて、しかも“~じゃないですか?”って言うと“あ、そういえば”と割と気づいてくれたので、将来が楽しみなやりとりだと思いました。」
アナウンサー「まだ決着してないけど、こういう説とこういう説があって、お互いケンカして…その辺も丁寧に答えられていましたね。」
塚谷先生「今もいろんな研究者がいろんな説を唱えているので、こういうのは身近なところでもたくさんあるので、将来、決着つけてくれるといいなと思いますね。」

一学期の振り返り② 6/16放送
「何で雷はジグザグと光るんですか?」(小1男子)

以前の記事にまとめていた。第1問目で藤田先生が回答。
https://aserazu-sawagazu.hateblo.jp/entry/2019/06/18/122042

空気は電気を通しにくいから、雷が少しでも伝わりやすいところを通ろうとしてジグザグになる。人混みの中を通る時に、少しでも空いてる所に行こうとするのと同じ。
質問者「じゃ僕が雷で、周りが空気で、間を通ってるみたいな感じのこと?」⇦この理解力すごい。
アナウンサー「その通りだ。」
藤田先生「素晴らしいです。というふうに考えて下さい。」
アナウンサー「○○君、いいですか?」
質問者「いいです。」
藤田先生「よかった……。」

こんなやりとりを振り返って
スタジオ内の皆さん笑ってた。
アナウンサー「藤田先生、最後の“よかった…”というのが(笑)」
藤田先生「スタジオで自分の声を聞いたのは初めてで、こういうふうに聞こえるって初めて分かりました(笑)。小学校1年生とか小学校に上がってないお子さんの科学の疑問って、難しい言葉を使えば簡単に説明できますけど、お子さんたちの分かる言葉で説明するというのを心がけてはいましたけど、難しいですね。でも分かってくれた時の“わかった!”って言うのを聞いて“よかった”って言うのは本心なんですよ(笑)。」⇦知ってます。
アナウンサー「子どもさん達の声を聞くと、“本当に分かった!”というのと、“まぁ…ん…わかった”というのが違ったりして(笑)」
藤田先生「(笑)大人の対応をして貰ってるんだなというのはありますけど、分かりますよね。」⇦ああ、もうこの違いはすぐ分かる…先生方もこの反応にいつもヒヤヒヤしてるんだろうなぁ。藤田先生のよく言う最後の「よかった……」も、こちらも本当にホッとする瞬間。
アナウンサー「今回は本当にキチッと分かってくれましたね。」
藤田先生「分かってくれたようで安心しました。」
あの人混みの中を通る時の例えはすごく分かりやすかったので、先生のふだんのお心がけのおかげです。

一学期の振り返り③ 5/5放送
「蜂はなぜ、巣から遠く離れている花の蜜を集めていても、巣を見失わないのか?」(小4男子)

清水先生「その蜂はミツバチかな?」
質問者「はい。」
清水先生「それを観察してたんやね。蜂に限らないけど、昆虫は方角がよく見えると言われてる。偏光…光の傾きが見えるので、曇ってても雲の向こうに太陽があるので、どういう方向から光が来てるかを感じて方角を決めたりとか。どれぐらい飛んだかの距離とか、景色、巣の近くだとにおい、フェロモンとか、そういうもので辿り着いてると言われてる。
ミツバチって、ダンスをして蜜のありかを仲間に教えるって話を聞いたことない?」
質問者「ない。」
清水先生「そうか。蜜がたくさんある場所を見つけたら、巣に帰って、周りの働き蜂を集めてダンスを踊るの。」
質問者「ダンス!?」
清水先生「調べてみて。ダンスの中に、方角、どっちの方向に蜜があるか。それから距離。羽を振るわせる時間で距離を教えるみたい。ということは、巣からの距離が分かってるということやんか。それを把握してるから自分も帰って来れるの。
ただ、多少は学習しないといけないと思う。いきなり遠くへ飛んでったら中には迷うやつもいるかもしれない。ミツバチは遠いところだと2~3㎞飛んじゃうと言われてる。そこまで蜜を集めに行って帰ってくるのね。
でも逆に面白い話があって、ミツバチの巣箱を横に20メートル移動させると分からなくなる。」
質問者「エエー!」
清水先生「(笑)変でしょ? 迷っちゃうみたい。中途半端に移動させると分からなくなる。養蜂家、蜂を飼ってる方々は、巣箱をお花に合わせて移動させたりするので、その時は、一度3㎞とか遠くに運んじゃうの。そこで一旦落ち着かせてから元に戻す。近い距離なら15㎝とか20㎝とか少ーしずつ移動させる。そうやってるんだって。」
質問者「蜂って蟻と同じかと思った。蟻はフェロモンを出して道を辿っていくって聞いたので、同じかと…」
清水先生「空中なのでフェロモンがとどまらないんだよね。巣の近くならフェロモンも有効だけど、地面を歩く蟻と違って、空中ではフェロモンが残らないので、ちゃんと学習して覚えます。」

こんなやりとりを振り返って
清水先生「僕もね、藤田先生と同じでマジマジと自分の声を聞いて、引いてしまいました(笑)。自分の声が苦手なので恥ずかしいですよね。よく僕もやらかすことがあるので今聞いてたんですけど、やっぱり1つ修正しとかないといけませんね。
養蜂家が移動させる時の話で、3㎞じゃ生活圏が被っちゃう、同じ行動圏になる可能性があるのでダメです。もっと距離をおかないといけないですね。ていうのを、自分で“アーッ”って思いながら聞いてました(笑)。」
自分の間違いに自分の話を聞いて気づく。それは恥ずかしいかも。
清水先生「なんかね、口から余計なことがパッと出ちゃうんでね(笑)。時々脱線したり。子どもさんが長い話になると退屈するんで、違う話をコロコロ挟んでいっては脱線して戻れなくなったりするんですけど(笑)。」
アナウンサー「でも、必ずプラスアルファを加えて下さって、子どもが“エエー!”って言うのは嬉しいですよね。」
清水先生「どうや!みたいな感じで(笑)。ま、今の子どもさんは話に入ってきてくれたけど、電話してくれたからには、できるだけ子どもさんに喋ってほしい。僕より子どもさんが喋ってくれた方が嬉しいなあとか思いながら…」
藤田先生かな?「うん」って同意してた。
アナウンサー「子どもさんの声がたくさん流れると嬉しいですよね。」
清水先生「僕の声はなるべく少なめでね(笑)」
アナウンサー「いやいや、そう仰らず(笑)。」

先生たちが回答して話さないと進まない番組なんだけど、主役は子どもというスタンスなんだね。でも清水先生は相手へのサービス精神がすごいなぁ、オチもつけながら結局よく喋ってますが。

アナウンサー「先生たちの振り返り、ちょっと反省も交えながら続きますけど、実は、このトークに加わりたい先生が、もうお一人いらっしゃいます。電話をつなぎます。もしもし?」⇦急にいつもの質問の流れ。
「もしもし。」
アナウンサー「林先生ですね? はぁーい。」⇦“はぁーい”が子どもとの会話モードっぽい。
林先生「はい、こんにちは。水の生物を担当している林です。」
アナウンサー「先週もご出演頂きましたけれども、何かお話されたいことがあるんですよね?」

先週の「ズワイガニもヤドカリの仲間、ハサミ以外の脚が3対6本」って言ってたのが実は間違いで、本当は4対8本だから、正真正銘のカニの仲間だったそうな。エエー!先週の放送で何も疑わず、「タラバガニとズワイガニはヤドカリ系」って覚えてしまったなぁ。

https://aserazu-sawagazu.hateblo.jp/entry/2019/07/11/151608
11時台の、以前に質問した子どもからのメールでタラバガニ(こっちは本当にヤドカリ系)とズワイガニを食べ比べたという話だった。質問者のお父さんが頑張って用意した2種類、ちゃんとヤドカリ系と正真正銘のカニの食べ比べになっていた訳だ。お父さん良かった…。

林先生「メールしてくれたお友だちにも、この番組を聞いてる多くのリスナーの皆さんにも、本当にごめんなさい。頭ペコリです。」

そっか、これからはタラバは6本脚でヤドカリ系、ズワイは8本脚でカニ。この覚え方に変更しよう。

林先生「今も3人の先生方が話されましたけど、ふだんと違った形のQ&Aでも、生放送では緊張感を忘れちゃいけないですね(笑)。」
今の先生方の中でいちばん古株の林先生から貴重な教訓が。スタジオの先生方も頷いてたそうだけど、生放送だけに、こんなこともあるんだなぁ。
林先生とアナウンサー、最後もお互いに「さよなら。」といつもの流れで締めくくる。

11時台後半は自由研究のヒントをそれぞれの先生から。

塚谷先生「夏になるとテレビとかラジオで、スイカを切る時に縞に沿って切る方が種に当たるのか、縞の間を切った方が種に当たるのかっていうのが、毎年話題になるんですね。それはどうなのか、やってみたらいいと思うんですよね。ただ答えは簡単で…藤田先生どっちでしょう?」
藤田先生「エッ!(笑)いきなり振るって…植物は(困)…黒い方が…種?かな? 黒いところを切ると種に当たるような気が、するんですけど。」⇦自信なさげ。
塚谷先生「フフフフ…清水先生は?」
清水先生「関係ない。」
塚谷先生「お、対立しました。笑笑」
清水先生「(笑)これ、僕らやってみなきゃいけないですか?」⇦清水先生は動じず、むしろ楽しんでるなぁ。
塚谷先生「まず、1回切ってみたらどっちかはすぐに分かると思うんです。縞模様に対して直角に切ってみて、縞のある所と種のある所を見比べてみれば、縞と種の場所が合ってるのか逆なのか、答えは出ると思います。…結論としては関係ないというのが模範解答。たまたま合ったり合わなかったりする。
で、次にやってみてほしいのは、何で合ったり合わなかったりなのか説得してみて下さい。」
急に難しくなる。
塚谷先生「たまたま合ったり合わなかったりはするけど、必ずそうなることはないっていう説得ができるはずなので。縞も種もよく観察して、こういう理由でたまたま合うこともあれば、合わないこともある、というのを、信じてない友だちに、理詰めで(笑)説得できるか。そのための観察をしてはどうかなぁと思います。
答えは1つじゃないので、いろんな答え方ができると思います。1つの答えは、ビーチボールのスイカの縞って1本なんです。枝分かれしてなくて、端から端まできれいにつながっている。本物のスイカはああなっていないんですよ。途中で枝分かれしたりつながったりしてる。よく見てみるといろんな発見があります。縞も種の並び方も、実はみんなが思ってるのと違う。」
清水先生「見てないもんですねぇ」など、先生方感心頻り。
アナウンサー「それは面白い。観察した後食べちゃえばいいんですものね。(笑)」
塚谷先生「そうそう、食べる度に観察すればいいので、夏中やってるうちに事例がたくさん集まります。しかも、最近のスイカは、でんすけみたいに真っ黒で縞がないとか、黄色い品種とか、縞も細いのとか太いのとかいろいろあるので、発展させていくと話がどんどん広がるかな。」
アナウンサー「この夏はスイカだと(笑)」
塚谷先生「(笑)スイカ推しで。」

藤田先生「前に番組でも話しましたけど、メダカを飼うのはけっこう楽しいですよね。卵も大きいし、最近はスマートフォンのカメラがありますから、けっこう大きく、はっきり見えると思うんです。特に夏休みの時期は卵をたくさん生むのでいいかなと。
もう一つは、手作りにこだわるというのも、自由研究では楽しいと思うんですよね。さっきのクレーンゲーム機のお友だちの話も、頭の中でちょっと考えたらすぐにできそうな気がするんですけど、確かに磁石は一度くっついたら離れないので、それを離すための工夫が必要ですよね。それにはどういう方法があるのか。
あと、手漉き和紙というのがよくありますね。あれを牛乳パックを利用して、パルプを作って自分で漉いてみると、どんな質の紙がどうやったらできるのか、毛羽立ってるのとかツルツルした紙にどうやったら近づくのかとか。
あと、おやつの手作りとか…毎日はいろんな人が大変でしょうけど、時々やってみると、料理って科学なので、膨らませたりしぼませたり、味を付けたりしみ込ませたりって、全部科学のプロセスでできることですよね? どうしてこのタイミングでこの調味料?とか、どうしてこのタイミングで膨らむんだろうとか、考える1つのきっかけになると思います。」
いろいろ考えてるなぁ。料理は科学…そういう視点で考えることはほとんどないけど、理屈が分かると応用が利くのは分かる。
藤田先生「カルメ焼きって、よくやりますよね? 子どもたちにはけっこう人気があるらしいですね。」
アナウンサー「あー、あれ、1回やってみたいなと思ってて。重曹を入れてお玉でパパパッと膨らませるんでしたっけ?」
藤田先生「…ていうのもありますし、いろんな作り方があるみたいですね。そういうので試してみるといいかなと思いますね。それこそ、食べてしまえばおいしく終わりますので(笑)。」
アナウンサー「(笑)スイカと同じで。台所で科学っていいかもしれませんね。」
藤田先生「そういう意味ではお母さんの料理のやり方も全部科学だから、お母さんはいろんなことを知ってる先生ですよね。なので、お母さんに聞いてみたり、すぐに答えが分からなければ調べたり、この番組に電話をくれるのもいいですし。解決方法はいろいろありますけど、自由研究の種にはなるかなと思いました。」
アナウンサー「そうですね、私たちは料理の時にこういうものだと思ってて、このタイミングでお酢を入れたり30分寝かせたりってやってますけど、そこに科学の裏付けが、きっとあるんですね?」
藤田先生「そうですね…そんなことを考えてみました。」
アナウンサー「この夏はスイカとおやつだと(笑)。」
先生方「笑笑笑」

アナウンサー「清水先生はいかがでしょうか?」
清水先生「いやぁ、おやつからですか(笑)。まぁ昆虫食で、どんな虫が食べれるかとか味とかレポートしてくれてもいいかと思いますけど、その場合は毒虫だけ気をつけてほしいんですけども(笑)。ま、真面目にいきます。」
イカ、おやつときてオチが昆虫食。やっぱサービス精神が。
清水先生「さっきの□□君、いろんな虫のレポートして図鑑を完成させるってやってましたけど、僕がしつこいぐらい言ってるのがそれなんですよ。難しいテーマに繋げるのも理想ですけど、まず基本的なところから集めていくというのが、どの作業でも第一段階だと思う。なので迷ってる人はまず、お家の周りの虫を探してみるとか。昆虫って環境によって生きてる種類が変わりますから、雑木林で探すとかお庭で探すとか、明かりに寄ってくる虫はどんなのかなとか、それでどんどん発展していくと思う。あと、以前もあったんですけど、誰かがやった研究を自分なりになぞる、再検証していくのも面白いと思います。例えば、夜間のコンビニを回って明かりに来る虫を探す、それだけでも1つのテーマになります。で、最近はLEDに変えてる所が多いので虫が集まらない、というのが既に研究されてるんですが、それを本当かなと、環境を変えてみたら…地方に行くと意外とLEDでも来るんじゃないかとか、いろんな考えでいけると思います。そういうのも含めて基礎研究、いろんな虫をいろんなテーマでレポートする。
最近は身近になってるデジカメで記録してしまうのも良いし、できれば標本、本来の形で残してほしいですけど賛否もあるでしょうし…。モノを直接観察する、それが出来なければ、何らかの記録を…いつ、どこで何を観察した、捕ったというのを残すというのは大事なことです。
さっきの□□君は詳細な絵を描いてくれてましたけど、すごいんですよ。クロアリもきちんと腹柄節(ふくへいせつ)も描いて、細かい所まで見てくれてる。徐々に観察眼、モノを見る目を養うのもアリかなと思います。」⇦蟻だけにアリ?特に狙ってはないか?
アナウンサー「自分で写真を撮ったり絵を描いたりすると、どこに注目して描くかというのが…」
清水先生「そうなんです、僕らがいちばん困るのが、デジカメで質問をもらうことがあるんですけど、ほしいところが写ってないんです(笑)。やっぱり、自分で撮ったり描いたりに慣れると、必要な所が分かってくるんですね。
あとはそういうステップを踏まえて行動観察するために飼育するのもいいと思います。うちの昆虫館で今、温室で飛んでるオオゴマダラのウンコを並べた展示があるんですけど(笑)…。一生のうちにどれぐらいのウンチをするのかな、ちょっと集めてくれない?って館長に、業務命令で、僕たち担当がしっかり集めたんですけど。最終的に老眼の目をショボショボさせながら貼り付けたのが館長ですけど、776個ありました(笑)。」
自由な研究ではない業務命令で。糞じゃなくてウンコって。聞いてる子どもたちを刺激するためにわざと言ってる?

アナウンサー「(笑)それは体重に対して、ということですか?それとも1日に何個ということですか?」
清水先生「1日で数で、単純に数え上げたんです。葉っぱで言うと、オオゴマダラってホウライカガミという葉っぱを平均で大体13枚食べるんですけど、それをどういうふうに砕くか(消化するか?)っていう単純な話ですけど、テーマとしてはそれも面白いですし。」
アナウンサー「そうすると塚谷先生、葉っぱが13枚で776個になる、何日生き延びるか、調子が良いかってのも分かる訳ですか?」
清水先生「1齢から終齢まであるので、小さなウンチから大きなウンチまでということになりますけどね。」
塚谷先生「若い葉っぱから優先して食べさせますよね?」
清水先生「小さい時は若い芽をあげますし、大きくると分厚い大きな葉っぱをあげますので、成分的には変わってくると思いますが、目に見える形にしたらこうなりますっていう、まずインパクトからやってる部分もありますけど(笑)。こういう自由研究に触れていくような話を…宣伝になりますけどこの夏に、兵庫県だけになりますけど、NHK文化センターで夏休み後半にお話しさせてもらいます。まぁよろしければ…有料になりますのであまり大きな声で言えないんですけど(笑)。」
以前にも質問した小学生が行くと言ってた講座かな?確か自分が飼育してる昆虫の同伴もOKなやつ。

最後に夏休み前の子どもたちに先生方から一言。
塚谷先生「さっきは食卓の科学でしたけど、これから夏本番ですので、ぜひ外も見に行って、いろんな体験をしてほしいですね。」

藤田先生「身のまわりには研究テーマがいっぱいあるんですけど、“これって本当に研究テーマと言えるのか”って思っちゃうと思うんですよね。そんなことはなくて、どんなものでもきちんとやって、清水先生が仰ったみたいに“記録する”ことをしっかりやれば、立派な研究になりますので、いろんなものに目を向けて頑張ってほしいです。」

清水先生「昆虫がテーマの話をこの時期にやらせてもらえるのがすごく嬉しい。いつも夏休みになってからの話になってしまうのでね、今年は早いうちから準備をして、ぜひ昆虫をテーマに自由研究を進めてもらいたいです。」
質問が来ない日もご出演(しかも関西から)とは大変だなぁと思っていたけど、Q&Aの本番前に昆虫の話ができると前向きな発想。さすがです。

来週からは本当に「夏休み子ども科学電話相談」。7/21(日)~8/4(日)の15日間連続。大相撲か。時間帯は10:05~11:50でレギュラー放送と同じ。
来週7/21の夏休みバージョン初日は「鳥」と「恐竜」。恐竜の田中先生から早速クイズあり。
「世界一大きな恐竜の卵を使ったら、何人前の卵焼きが作れるでしょう? 一人前の卵焼きは鶏の卵2個分とします。」 早速楽しいな。

自由研究だけで2時間放送するのは今回は難しかった感じ。秋以降とか来年には、前半に出てくれた子ども達の自由研究の成果を放送できるかもしれないから、種まきとしては良かったかもしれない。単純にカゼインプラスチックのストローとか、手作りの昆虫図鑑とかクレーンゲーム機がどうなるのかは知りたいしね。