あせらず、さわがず

アラフィフおばさんが脈絡なく書いてるブログ~あとは野となれ山となれ

オペラ「トスカ」~ピアノ1台と歌手5名だけなのにとっても贅沢な2時間!レセプションも! のレセプションの巻

さわかみオペラによる2018年「音楽の旅」シリーズの最後となる「トスカ」のハイライト公演!
漫画の「動物のお医者さん」に「トスカ」が出てきたから内容を辛うじて知ってるという、メチャクチャなど素人ながら、生歌で満たされる3幕2時間を楽しみました。
ヒロインのトスカ始め主要な登場人物が、みんな殺されたり自殺するという悲劇なんですけどね。

さわかみオペラは公演後にいつもレセプションがあって、出演者や他のお客さんと余韻を楽しむ用意までしています。公演とは別料金ですけど、お酒や簡単な料理も楽しめます。出演者が一曲聴かせてくれたりもありますね。ファンとしては澤上氏の話も聞きたい。
ただ、単独行動の私は他のお客さんとなかなか話しづらくて、飲食してるだけでは間が持たない、やっぱり敷居が高いかな~と感じたことがあり、今回はどうするか迷っていました。

ですが。

公演の幕間で財団の方が、3月に行われる子ども向けのイベントのお知らせをしていたんですよ。オペラ歌手の生の歌声を目の前で聴かせる「音のシャワーコンサート」。で、リラックスして楽しんでもらうために靴を脱いで、マットの上で好きな姿勢で聴いてもらいたい。そのマットの購入費を皆様から募りたい、宜しければ公演後、募金箱にぜひ…。

公演が終わってロビーに出たら、その募金箱を持った職員さんの隣に澤上氏が立ってまして。

運良くタイミングが合ったら澤上氏に公演のお礼を言いたかったので、募金すればスムーズに言えると思ってお金を投入しました。お金をカッコよく使おうと日頃から訴える澤上氏の目の前で硬貨ではカッコ悪い気がして、紙幣を…1000円ですけど。

で、お礼を言ったら、澤上氏が「この後レセプション来る?」と聞いてきまして。「美味いワインも飲めるからぜひぜひ」とか言ってくるし。主催者ご本人に直に誘われたらファンとしては行くしかないです。
レセプション会場はさわかみオペラ財団のオフィス。公演会場のイタリア文化会館から歩いて10分もかからないこの場所は知ってまして、同じビルの2階には何度も行っています。さわかみファンドのオフィスですね。
財団のある4階は今回初めてです。澤上氏のふだんの職場を見ることになってテンションが上がる一方、敷居が高い感じも否めず、本当に行っていいのかビビり出す始末でしたが。

ドキドキしながらイタリア文化会館からのルートをスマホで確認していたら(方向音痴だし老眼だし外は暗いし)、澤上氏が何人かのお仲間と歩いて行くのを見かけ、その後をついて行くことにしました。
文字通りの追っかけをすることになるとは…!
レセプションに誘われた上に道案内までして貰って(ご本人に道案内のつもりはないですけど)、一石何鳥の鳥をこの日は仕留めたか分からなくなりました。

追っかけをして気付きましたが、まあ以前から立ち姿勢の良いご本人を見てイメージはしてましたが、澤上氏は歩くのが速い。
私の親と同世代の70才過ぎでちょっと小柄な方ですけど、歩幅が大きくてサッササッサと歩いていました。軽やか。

私はよく澤上氏の話を「熱い」と書いていますけど、決して暑苦しくはないです。言葉はシンプルだし聞いててスーッと理屈が分かるんだけど、押し付けがましさは感じない。この軽やかさ(「軽い」とも違う)でスケールの大きなことをカラリと話すんですよね。著書やブログの文章もそんな感じ。
澤上氏の歩く姿を見て、繋がった感じがしましたねー。

澤上氏の身軽な雰囲気とか話の熱さが分かるような記事があるので、良ければ参照してみて下さい。お財布もシンプル。
https://toyokeizai.net/articles/amp/215027?display=b&_event=read-body


全然レセプションの話にならない。すみません。

結論から言うと、レセプション、今回は行って良かったです!

今回は話しかけてくれた女性がいて、その方と話しながら1時間半を楽しく過ごせました。一緒に来る予定だったご友人に急な仕事が入り、その方もお一人で寂しかったみたいです。

最初に観たオペラが喜多方の酒蔵オペラだったと話したら、その時出演していた歌手がレセプションに来ていて、その方がお知り合いなのか、「さっき知り合った人が酒蔵オペラ観てて~」みたいなことを言って、その歌手を引き合わせてくれました。
(正直、紹介されるまで全く分からなかったですが…目が悪くて顔を覚えられない。)服装がオペラの時のドレスとは違ったこともあり、華奢な雰囲気がオペラ歌手には見えませんでした。ご本人は「いやー、体型を上手ーく隠してるんですよ~」と言ってましたが。

でも酒蔵オペラでこの歌手の歌声を浴びて感動したのは間違いないんですよね。覚えてなかった申し訳なさで慌ててしまい、それをちゃんと伝えられませんでした。

オペラ超初心者の私と話して良かったのかどうかは分かりませんけど、話しかけてくれた女性はとても気配りをしてくれました。お名前だけ聞いて、個人的なことはあまり話しませんでしたし、連絡先交換もしませんでしたが、またどこかの公演でお会いしたいですね。

それから、今回のレセプションでは、公演の出演者の紹介で、なぜ財団がこの人をオーディションで選んだのかを、財団の統括責任者が語ってくれたのがとても良かったです。

既にキャリアが十分あるのに落ちるかもしれない(落ちたらダメージ大)オーディションを敢えて受けに来た。審査員だったイタリアの歌劇場の責任者が「明日にでもうちの劇場に連れ帰りたい、余計なクセがつく前にうちで育てたい」と評したetc.
専門的な評価基準が分からなくても、その歌手の実力やオーディションの様子が伝わります。

一人で2時間の伴奏をしたピアニストは、実は歌のオーディションを受けに来た歌手の伴奏者として来ていて、審査員(誰だったかは記憶が飛んでます)が目を付けた(耳を付けた?)とか。こういう話もイイ。

ちなみに、来月には来年のオペラ「蝶蝶夫人」のキャストと、イタリア留学のための奨学金オーディションがあって、これも一般人が観覧できるそうです。上記のような話を聞くと、行ってみたくなります。


そんなこんなで1時間半、そろそろお開きとなる頃に、澤上氏は「今から仕事で○○へ行くので、これで」とこれまた軽やかに会場を去りました。

クリスマスと年末を前にとても良い時間を過ごせました。